天道塚(日立市南高野町)


鹿島神社境内の南側の天道塚(日立市南高野町)に移設された地蔵尊堂内に石仏の地蔵菩薩があります。

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石仏の地蔵菩薩には嘉永2年(1849)酉の銘があり、如意輪観音は享保2年(1717)、文化2年(1805)弘化3年(1846)があります。
 
また石仏は馬頭観音、馬櫪神、馬力神があり馬霊の冥福を祈って立てられものですが多いといわれ、中には道標を兼ねるものもあります。
 
天道塚とは太陽を崇め感謝する表れから天祭りと称し民間に広まった信仰(天道祀り)が行われた斎場の跡地です。
 
天念仏、天道念仏とは太陽の恩恵をうけ、五穀豊穣を願う農民の素朴な太陽信仰と念仏が合わさったものといわれます。
 
南高野の天道塚は鹿島神社の南側に位置し道路で二分されましたが、その一部が現存しています。
 
以前は信仰的な講の供養塔や石仏、地蔵仏などは小屋(村の衆が集まって念仏を供養した)の庭先にあり、馬力神、道標は自然の中にとけこんだ村落などにありましたが、昭和31年に地域公民館を建てたときや道路拡張工事のため天道塚に移設されたといいます。
 
庶民の信仰の対象であった石仏や野仏など、どのような人々が手を合わせたのでしょうか。古びた石仏にも人々の願いがこめられているようです。

☆ヒサコの一句☆

日が暮れて 石仏悲し 秋の虫
 


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