薬師堂(日立市久慈町)


なだらかな坂道を上がっていくと高台の久慈小学校の近くに薬師堂(日立市久慈町)がありました。

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薬師堂に安置されている薬師如来像は重要文化財に指定されています。
 
薬師如来像は江戸時代まで大森村丹奈の里(現在の常陸大田市)にありました。
 
文禄6年(1693)6月、徳川光圀の命により丹奈の里から久慈村梵天山観照院宝隠寺境内に移祀されました。
 
宝隠寺は久慈小学校付近にありましたが廃寺となり、その場所に薬師堂がありました。
 
文久3年(1863)の久慈の大火の際、薬師如来像は人々に背負われて運び出され、難を逃れてこの地に祀られました。
 
現在の薬師堂は明治42年(1909)7月、地元によって建立されました。
 
内部には本尊薬師如来および両脇侍日光・月光菩薩と薬師如来の眷属十二神将が安置されております。
 
薬師如来像は、カヤ材寄木造り、像高71センチ、平安時代の作といわれております。
 
薬師如来は薬師瑠璃光如来の略で東方瑠璃光世界の教主であるところから大医王仏ともいわれています。
 
この仏が修業中に除病安楽、息災難苦、荘具豊満の大願をされたので、薬師如来を信仰することによって病苦を救い厄難消除し、現世来世の福徳を授けられるとされております。
 
両脇侍の日光・月光菩薩立像は像高78センチ、ヒノキ材の一本造り、江戸時代の作と推定されております。
 
薬師如来坐像は彫刻としても価値の高い仏像ともいわれています。
 
薬師堂の隣には天台宗千福寺があり、高台から久慈港や民家がが一望できます。
 
薬師道の帰り道、下り坂を歩いていると元気な小学生の列が、口々に挨拶してくれて私も気持ちよく「こんにちわ」といいながら石段をおりました。

☆ヒサコの一句☆

彼岸花 港見渡す 薬師堂


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