朱色に熟したカラスウリ(烏瓜)の実


早くも秋の枯れ野に楕円形の実を、朱色に熟したカラスウリ(烏瓜)が枯れたつるからたれさがっていました。

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☆ヒサコの一句☆

烏瓜 朱色侘びしや 秋雑木
 
カラスウリは秋から冬にかけてふちなどに蔓にからませ熟した実を吊り下げています。
 
カラスがついばんで中を空にしてしまうのでこの名がついたそうです。
 
種は1センチほどで黒く、カマキリの頭の形に似ていたり、また結び文の形にも似ているためタマズサ(玉章)という名でも呼ばれています。
 
夏には白いレースの飾りがついたような美しい花をひっそりつけます。
 
白く妖しげな花が秋には朱色の実に化けてしまうその落差が不思議ですね。
 



淡紅色に色ずいたマユミの実


仲秋の今頃から晩秋にかけて淡紅色に色ずいた実を吊り下げているマユミの実はなんとも可愛らしくみえますね。

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☆ヒサコの一句☆

マユミの実 はじけて紅の 心意気

マユミは初夏の頃、淡緑色の小花をつけ、秋には実が吊り下がり、はじめは四角ばっていますがやがて淡紅色に色ずくと中から紅い仮種皮をもった種子が露出します。
 
マユミの「真弓」は昔、この木で弓をつくった事からつけられたそうです。
 
マユミはニシキギ科の落葉低木、またの名をヤマニシキギとも呼ばれ日本中の山地に自生しています。
 
どの木も実がなるわけでなく雌雄異株なので果実は雌株だけにつきます。
 
マユミは紅葉も美しく、秋の景色を彩ります。
タグ:マユミの実

ペンタスの花


愛らしい星形に開いた淡紅色のペンタスの花が30個ぐらい集まって半円球の形に咲いていました。

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☆ヒサコの一句☆

ペンタスや 溜まりし星屑 散り落ちて
 
美しい花色の小さな花がまとまって咲く様は、一段と華やかにみえます。
 
ペンタスはアカネ科、サンタンカ(山丹花)によく似た多年草で別名 クササンタンカ(草山丹花)ともよばれています。
 
ペンタスは花弁が五枚、ガクも五枚で、ペンタスのペンタは「5」の意だそうです。
 
原産地は熱帯アフリカやアラビア半島など熱い地方の植物で丈夫で生長も早く、茎頂に一花が咲きだすとすぐ下の両側の葉腋から次ぎの芽が出て伸び、その先にまた花が咲きます。
 
惜しむらくは満開になると手にふれるほどにポロポロ花冠が落ちて散りいそいでしまいます。
 
夏が最盛期の花ですが、深まる秋まで長丁場でがんばっている健気な花です。

ツワブキ(石蕗)の花


ツワブキ(石蕗)の花
 
静かな秋の庭につややかな葉に鮮黄色の花を咲かせるツワブキ(石蕗)の花がひっそり咲きました。
 
10月の頃から冬にかけて高さ60センチぐらいの太い茎を立てて、先端に枝を分けてキクの花に似た黄色の美しい花を咲かせます。

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☆ヒサコの一句☆

石蕗の 葉にこぼれたり 黄花びら
 
ツワブキはキク科の多年草で本州の南部や九州、沖縄など暖地で自生し、東北地方の中部から北には見られません。
 
つややかな葉も魅力的で、フキに似ていますがフキの種類ではなく、常緑で年中つやつやとしているためこの名がついたそうです。
 
ツワブキは丈夫な植物ですが夏の直射日光には弱いため、我が家ではつげの樹の下においています。
 
木陰には夏のころから肉厚の葉があちこちに見られるようになりました。
 
ツワブキの花はつつましくひっそりとしていて、いかにも過ぎ行く秋を惜しんでいるようにみえます。

ホトトギス(時鳥草)の花


秋色のホトトギス(時鳥草)の花が見られるようになりました。

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☆ヒサコの一句☆

時鳥草 紬(つむぎ)の色の 帯に似て
 
野鳥のホトトギスの胸毛の斑点が、花のホトトギスの花びらにある細い斑点によく似ているといわれています。
 
山地の日陰に野生する50センチから100センチの毛の多い、ユリ科の多年草です。
 
家庭の花壇に栽培されてよく見かけるタイワンホトトギス(台湾時鳥草)(写真)は花つきも良く野草らしい素朴な感じがいいですね。
 
ホトトギスは原産地が東アジアや日本などで20種類もありますが、そのうち10種類が日本にあり、日本古来の野趣あふれる秋の山野草を楽しむことができます。

デュランタの花


秋の日の日だまりがとても気持ちのよい季節になりました。
 
花壇には、まるで淡雪が解けずに溜まって見える純白のデュランタの花が咲きました。

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☆ヒサコの一句☆

デュランタや とまりて白き しだれ花
 
秋も深まっているのに青々とした葉、しだれるように伸びた枝の先端に淡い青紫色の花をたくさん咲かせるデュランタ今年は白色のデュランタの花が咲きました。

真白き花の染み入るような美しさに驚いています。
 
寒さに弱いため、冬になると鉢植えに移し替え、暖かい温室のようなところで越冬させるのですが、今年の冬は
 
動かさずそのままにして置いたところ青紫色のデュランタは育たず、白色の方は霜にも負けず無事に咲きました。
 
別名 タイワンレンギョウ(台湾連翹)、原産地は熱帯アメリカ、クマヅラ科の植物です。
 
気品があり、美しく味わいのある花です。
タグ:デュランタ

トリカブト(鳥兜)の花


秋も深まり、庭の花壇はもう花の季節が終わりに近づき、寂しさを覚えてしまいます。

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☆ヒサコの一句☆

鳥兜 山鳩の啼く 秋時雨
 
しかし、けなげに咲いて侘しさを慰めてくれる草花が秋の風に揺れているのもまた、風情があります。
 
そんな草花にひときわ鮮やかな青紫色の美しいトリカブト(鳥兜)の花が今年も咲きました。
 
もう10年の前から我が家の花壇に独特の青紫色と異質の形で存在感をみせているトリカブトは見事ですね。
 
トリカブトは日本の山野に30種ほど自生しているといわれ、いずれも毒草です。
 
栽培され、観賞用としているのは主に中国産のハナカブトでキンポウゲ科の多年草です。

マルバルコウソウ


マルバルコウソウがスポーツセンターの建物の脇にツル状になって細い棒にからまり咲いていました。

☆ヒサコの一句☆

ルコウソウ たそがれ峰は 夕日燃え

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熱帯地方ではルコウソウは多年草として茂り、種類も10種類ありますが、草花として庭や花壇にあるのは葉が羽状に細かく切れて、花は星形、花色は紅色のルコウソウ。
 
葉の切れ込みは粗く掌状、花は五角形で、花色は紅色のハゴロモルコウソウ。
 
葉はハート形で切れ込みがなく花色は同じく紅色のマルバルコウソウ(写真)です。
 
この三種類のルコウソウが多く見られるそうです。
 
性質は丈夫で種は毎年こぼれ落ち、発芽して、垣根などに這い登って花を咲かせます。
 
原産地は熱帯アメリカ、ヒルガオ科、星形の可憐な花は1日中しおれず、夏から晩秋まで咲き続けます。
 
山に抱かれたスポーツセンターは夕焼けがまぶしく、小さなルコウソウの紅い花がきれいでした。

庭のハマギク(浜菊)


ハマギク(浜菊)が秋の空のように爽やかに咲いています。

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☆ヒサコの一句☆

浜菊や 遠くで潮騒 懐かしき
 
白く清楚なハマギクは我が家の花壇の片隅にいつの間にか顔を見せています。
 
ここ茨城を南限として海岸沿いに咲くハマギクは青森県を北限として太平洋の断崖や砂浜に野生する野菊で直径6センチの白い頭状花です。
 
花色は純白で花芯は黄色、大きくなると高さ1メートルほどになり地面から多数の芽を吹いて伸び、秋の今頃に数輪の花をつけます。
 
葉はへら形で縁に鋸歯があり肉質で表面に光沢があります。
 
ハマギクは丈夫で栽培しやすいため園芸用としても楽しめます。
 
太平洋の浜風に負けじと自生している丈夫なキクは花壇の中でもやがて来る晩秋まで長く見られるのがうれしいです。

コルキカムの花


秋の台風がやってくる頃、ピンク色のコルキカムの花が花壇のあちこちで顔を出しています。

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☆ヒサコの一句☆

落日に 透きとおる翳 コルキカム
 
コルキカムは花の時期には葉がなく、春になると大きな葉を出して夏には枯れてしまいます。
 
やがて、秋になると花筒が長く伸びてピンクや薄紫や白色の可愛らしい花を開きます。
 
まるでヒガンバナの仲間のようにもみえますがユリ科の植物というから面白いですね。
 
ヒガンバナと同じ気温20度になると花を咲かせます。
 
コルキカムは一重咲きや八重咲きの品種があり、テーブルの上に球根を置いただけで根や葉を出さず花を咲かせます。
 
土なしで花を咲き終わらせたら鉢植えや花壇に植え替え、日の当たるところにおくとより一層美しい色の花を楽しむことができます。
 
鉢植えにするときは毎年、球根をとりだし日陰にしまっておきます。
 
土のないところでも可愛らしい花が咲くので、可愛らしいバスケットや飾り箱に入れて秋のひと時を過ごすのもいいですね。

サンゴバナ(珊瑚花)


サンゴバナ(珊瑚花)の濃いピンク色の花を、最近よく見かけるようになりました。

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☆ヒサコの一句☆

手にふれて はらりこぼれる 珊瑚花
 
学名をジャコビニアといい花がたくさん集まって咲いています。
 
徳川時代の末期に渡来したといわれるキツネノマゴ科の植物でブラジル産の サンゴバナです。
 
熱帯植物なのに耐寒性が強く、家庭などでも暖かい縁側や廊下などで冬を越せるのがいいですね。
 
惜しむらくはキツネノマゴ科特有の動かすとパラパラと散ってしまう性質がありますのでので持ち運びには要注意です。
 
長持ちはするのですが触れるとこわれやすいので今では、観葉植物のアナナスのグズマニア種などの美しい緑葉の鞘から真っ赤な苞が出ている美しく華やかな花に人気が集まっています。
 
サンゴバナやアナナス、ベゴニアなど目にも鮮やかできれいな花を身近に見られるのは幸せなことですね。

シュウメイギク(秋明菊)


早朝、乳白色の霧があたりをくもらせ、空気はひんやりと肌寒く感じられます。
 
桜や柿などの落葉樹の葉が散り急いでいるのを見ると、私は季節の移ろいの早さに一抹の寂しさを感じてしまいます。

シュウメイギク(秋明菊)が紅色の優しい色を見せてひっそりと咲いています。

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☆ヒサコの一句☆

貴船菊 紅の花緒の 懐かしく
 
キクの名をつけていますがキクの種類ではなくアネモネの仲間です。
 
別名 キブネギク(貴船菊)ともよばれ京都洛北に多く見られるためつけられたといわれています。
 
山野に野生するキンポウゲ科の多年草です。
 
草丈は70〜80センチぐらいで直立した茎にボタンに似た形の葉をつけ、晩秋のころまで花が咲きます。
 
花の大きさは直径5センチぐらいで花弁がなく、紅色をして花弁に見えるのはガク片で、それがキクの花に似ているのでこの名がついたといいます。
 
シュウメイギクは一ヶ月以上も咲き続けるキクと違って、咲くと数日で花びらは散ってしまいます。
 
早めに散ってしまう小菊に似た優しい花は、今日も降りだした雨に濡れながらひっそりと咲いています。

アメリカンブルーの青い花が咲いています。


アメリカンブルーの青い花が咲いています。
 
秋日はつるべ落としのごとく短くなりました。
 
十五夜がすぎ、月の明るさがますころ、家の前の線路沿いにそよぐススキの穂がゆれ、いっそう秋の、もの寂しさを感じてしまいます。
 
清々しいアメリカンブルーの青い花が咲いています。

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☆ヒサコの一句☆

驟雨来て アメリカンブルー しずく色
 
アメリカンブルーは日本に来てまだ新しくあまり知られていませんでしたが、近頃では花屋の店先につり鉢として出回っているのをよく見かけます。
 
お洒落で涼しげなアメリカンブルーを見るたび透き通るような青さが気に入り買い求めてしまいます。
 
花は日が当たると開き、夕方や曇りの日には閉じてしまいます。
 
花は3〜4日ほど開き続けるので1日花と違いゆったりと観賞できます。茎がはうように伸びて広がるのでつり鉢にはもってこいです。
 
中央アメリカ原産で多年草、別名 エボルブルスといい、夏のころから晩秋まで楽しめます。
 
以前、知り合いの奥様にアメリカンブルーの鉢植えをさし上げたとき、御主人がしみじみとご覧になってその美しい青さに感心しておられたそうです。

うれしかったですね。

ジンジャーの花


ジンジャーの花
 
秋の澄み切った空気にさそわれて散策しているとさわやかな香りの大輪の白い花に出合いました。

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☆ヒサコの一句☆

ジンジャーや 満月一緒に 歩きたり
 
生姜(ショウガ)の葉に似た形に 見入っていたら珍しいジンジャーの花でした。
 
ジンジャーはインドやマレーシア原産のショウガ科の多年草です。
 
成程、ショウガの香りにも似ているような気もします。
 
ジンジャーで多く出回っているのは白色花、コロナリウム種(写真)で別名 ハナシュクシャともいいます。
 
草丈1〜2メートル、葉や茎はショウガを大形にしたような感じで、白い花はその茎の先端に咲きます。
 
寒さに強く、庭などに大株となって地植えになっているのを見るととても目立ちます。
 
ジンジャーの葉の裏に白い毛が密生していて花を切るたびにそれが飛び、鼻を刺激してくしゃみがでて困るそうです
 
「美しい花にはトゲ」があるといいますが「ジンジャーにはクシャミあり」ですね。

庭のシコンノボタン(紫紺野牡丹)


シコンノボタン(紫紺野牡丹)は花壇の真ん中で美しく咲きこぼれています。

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☆ヒサコの一句☆

野牡丹や 秋芳しき 色染めて
 
シコンノボタンが咲き出すと、少しずつ秋も深まり、短くなった昼の時間を惜しむように大きなノボタンの花は次々と咲いています。
 
惜しむらくは1日花なのです。

ビロード色の紫紺の花びらを、短い命を惜しむように華やかに見せびらかして散っていくのでしょうか。
 
シコンノボタンは寒さに弱いので冬の間は暖かい室内の窓辺や日の当たる所に取り入れておけば安心です。
 
しかし、我が家のノボタンは2、3年前から地植えで越冬させていますが、結構、元気に育っています。
 
原産地は東南アジア、ブラジル、夏の終わりから晩秋まで花をつける、ノボタン科の常緑低木です。
 
本当のノボタンはメラストマと呼ばれる別の植物です。
 
ピンクの花をつけ、蕾は壷形で粗毛が密生しているそうです。
 
本物のノボタンに一目逢いたいものですね。
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