グラジオラス


この夏、豪雨や風が吹き荒れ、特に近年はゲリラ的な豪雨や雷、突風といった荒っぽい天気に各地で土砂災害がおき、被害をもたらしています。
 
数日は天気が不安定で我が家の竹塀に寄り添うように咲くグラジオラスが倒れかけています。

P7230452.JPG

☆ヒサコの一句☆

通り雨 グラジオラス 露溜まり

夏咲きのグラジオラスは草丈も高く、花穂も大きく、たくさんの花をつけ、花色にも恵まれ、ピンク、紅、黄、白、紫色と豊富にあります。
 
剣状の葉に真っ直ぐのびた茎の上部に美しい花が並んで咲いています。

花の下にある苞は常に一つの花を包んでいます。
 
グラジオラスは丈夫で育てやすく、花が咲いたあとはいつまでも葉が枯れずにいるので掘り出す時期が難しいのですが夏咲きのグラジオラスは9月中旬には堀あげて、空いた所に他の花を植えても楽しむことが出来ます。
 
春咲きグラジオラスは茎や葉が細く、花も小柄ですが楚々として可愛らしい花です。



グロリオサ・デージー


グロリオサ・デージーはヒマワリに似て盛夏の太陽が似合う元気な花です。
 
日に焼けたような赤褐色の花弁がそり気味に開き、花が終わると中心部が盛り上がって松かさ状になり、それもまた面白い形に変身します。

P7160409.JPG

☆ヒサコの一句☆

グロリオサ 草蝉(くさぜみ)宿る 青の樹々
 
北米原産のルドベキア・ヒルタというキク科の小型の植物が改良されて大輪種となりグロリオサ・デージーという名が付けられたといいます。
 
原種は黄色の6センチぐらいの花ですが、大輪化して、花径が10センチ以上にもなり、花色は黄や赤褐色などがあります。
 
茎や葉はざらざらした感触があり丈夫で花もちがよく、見た目が豪快で夏の日差しにもめげず、結構、長持ちします。
 
草蝉の声を懐かしく聞きながら散策すると、山の樹々は青々とすっかり夏色に染まっていました。
 

カサブランカ


庭いっぱいにユリの花の競演です。
 
お馴染みのスカシユリ、ヤマユリ、カノコユリなどたくさんのユリが咲き乱れていますが、ひときわ目立つユリ・カサブランカ(写真)が華麗な姿を見せています。

P7260462.JPG

☆ヒサコの一句☆

ユリの花 蜩(ひぐらし)の声 夕仕度
 
ユリはたくさんの種類があり、日本でも多種改良されました。
 
園芸種では交配の系統から、花色が豊富なアジアテックハイブリット。  

ヤマユリ、カノコユリなどの日本産のユリを交配し香りと美しい花を咲かせるオリエンタルハイブリット(ユリ・カサブランカもはいります)。
 
テッポウユリなどを交配したロンギクロールムハイブリット。  

中国産のリーガルユリなどから交配されたオーレリアンハイブリット。
 
また、野生のままで美しい日本原産のユリなど出回っているといわれます。
 
それぞれ野生のユリが交配改良されたり、外国でで作出された系統のユリが入り乱れて交配され、ますます多種多様なものが出来上がったわけです。
 
おかげで今、私達は優雅で美しいユリを観賞できる幸運に恵まれているわけですね。
 
大輪のユリの花は風にゆらゆら揺れ、香りに誘われるように集まる昆虫の楽園のようです。

クレマチスの大輪の花


花壇の真ん中に淡いピンクの花が涼しげに咲いています。

クレマチスの大輪の花です。

P7200418.JPG

☆ヒサコの一句☆

クレマチス 日傘美人の 絽の着物
 
クレマチスは花や葉の形がとても気品があって美しく、春から秋にかけて咲き、近頃ではいろいろな品種が出回ってきているので人気があります。
 
別名をテッセン(鉄線)といい、その名の通り、蔓が丈夫で、葉柄がなにかにふれるとからみ、巻きつき、上までのぼっていきます。

蔓性の特徴をうまく利用して育てると花と葉のバランスがよく、思いのほか美しく華やかなクレマチスが見られます。
 
鉢植えや庭植え、フェンス、垣根などに這わせても目立つ花です。
 
クレマチスは日本原産のカザグルマや中国原産のテッセン、欧米原産のインテグリフォリアなどの原種やそれらを交配した園芸品種群をクレマチスと呼んでいるそうです。
 
そのため花の咲く時期、花色、花の大きさなど様々な種類があるわけですね。
 
庭のクレマチスはアサガオのようにさわやかで、結構、長く咲いてくれるので気にいっています。
タグ:クレマチス

オイランソウ(花魁草)


オイランソウ(花魁草)
 
国内では46年ぶりとなる皆既日食が見られました。
 
日本列島では梅雨前線の影響で曇りがちになり、一部の地域で雲の切れ間から部分日食が見られたようです。
 
あいにくの雨模様で私の所では見られなかったのが残念です。
 
オイランソウ(花魁草)があちこちで目につくようになりました。

P7200430.JPG

☆ヒサコの一句☆

花魁草 艶花散らす もどり梅雨
 
オイランソウの名はにぎやかな美しい花のつきかたが、ちょうどかんざしをつけた、花魁の頭に似ているため付けられたのでしょうか。
 
もどり梅雨のような曇り空にひときわ明るさを見せています。
 
学名はフロックス・バニキュラータ、北アメリカッ原産、品種改良が進んで形や花色の違う品種がたくさん出来るようになりました。
 
オイランソウはハナシノブ科の直立した多年草、花色は白、ピンク、紅、濃紫紅色などの美しい品種が多く7、8月頃開花し、丸い大きな饅頭のような形をして集まっています。
 
蝶や蜂が舞い、優雅なひと夏を満喫しているようです。

五色葉カンナ


盛夏のうだるような暑さが続いています。
 
子供達が夏休みに入り、街路樹のまわりの草とりで汗を流していました。
 
街路樹の両側にはカンナの花が一列に並んで目立って咲き乱れ花色は黄色、紅、橙と華やかで見事ですね。

P7150396.JPG

☆ヒサコの一句☆

カンナ咲き 夏休みの子ら 草を刈る
 
カンナは長楕形の大きな葉をつけた太い茎の先に色鮮やかな花を秋の頃まで咲き続け、草丈は1メートル以上にもなる高性種と50〜70センチの矮性種があります。
 
カンナの花をのぞいて見ると複雑で変わっています。

三枚の花びらは雄しべが花びらに化けたもので、さらに、花びらのような二枚が雄しべで中心についた細いものが雌しべです。
 
花を包んでる三枚の小さな裂片が花びらです。

ですからカンナは雄しべがあのように美しく華やかなんですね。
 
庭に植えられているのは、葉がくすんだ赤色をした紅色の五色葉カンナ(写真)です。

夏らしい強さをもったカンナです。

モナルダ(タイマツバナ)


夏本番、熱風が肌を刺す炎暑になりました。
 
この季節、情熱的に咲くモナルダの花が元気よく顔を見せています。

P6160208.JPG

☆ヒサコの一句☆

熱の風 松明モナルダ 緋赤なり

モナルダにはヤグルマギクに似た、やさしい花色のふじ色やピンクの「ヤグルマハッカ」そして文字どうり燃えるような緋赤色の「タイマツバナ」と呼ばれる2種類があります。
 
タイマツバナ(写真)は緋赤色の花を茎先に固まって咲かせ、まるで松明のように直立して、燃える炎を思わせたくさん咲いているのを見ると圧倒されます。
 
モナルダは原産地が北アメリカ東部、シソ科の多年草、丈夫で春に植えておけば次の年にたくさん芽を出し、2年後には元気に咲きます。

また花後は2〜3節ぐらいで切り戻すと再び花が咲くそうです。
 
太陽の申し子のようなひまわりやモナルダなど夏花が咲き出すと人間は熱さのため、ぐったりして涼をもとめたくなります。

切り花にして涼しげなガラスの花瓶に庭のクレマチスを浮かべましょうか。

トリトマ


梅雨があけ、本格的な猛暑が来る頃、トリトマは長い花穂に紅と黄色の筒状の花を天高くそびえ立たせています。

P7060356.JPG

☆ヒサコの一句☆

トリトマや 花穂たたんで 日照り草
 
トリトマは英名をトーチリリーといい、タイマツユリというわけです。

成程、たいまつのように直立して咲いています。
 
見るからにアフリカ産の花で、暑い夏がやってきたときに咲き出す花です。
 
葉の断面は三角形で葉と花茎が直立し、黄色や紅色の花を咲かせます。
 
トリトマは熱帯アフリカから南アフリカ原産のユリ科、太く長い花茎の先に筒形の小さな花を穂状につけ咲き上がっていきます。
 
トリトマは庭の花壇に収まるより畑のように広々とした所が似合いますね。

青い空に熱風が吹き込んで白い雲がすじのように流れ、夏本番がやってきました。
タグ:トリトマ

瑠璃菊


瑠璃菊(ルリギク)

7月も半ば、梅雨もあがる頃、暑い夏がやってくるとルリギク(瑠璃菊)は淡い青紫の美しい花を咲かせます。

P6270277.JPG

☆ヒサコの一句☆

瑠璃菊や 時折の雷 雨宿り
 
初夏の頃まで咲いていたヤグルマギクを大きくしたように、花びらが切り込んでいて、内側の花びらは小さくなり菅状花となって盃状の形になっています。
 
花色は青紫色のほか白、淡い黄色、ピンクなどあり爽やかな美しさです。
 
学名をストケシアといいキク科の植物、原産はアメリカ合衆国の東部、日本には大正時代に渡来したといわれています。
 
瑠璃菊は繁殖力が強く、栽培が容易なため園芸品種として人気があり、花の時期は7月から咲きはじめ9月の頃まで次々と花を咲かせ夏の暑い間、楽しめます。
 
瑠璃菊を切り花にして涼しげな花器に生け、簾にうつる淡い光りのさす窓辺に置いたら、結構、目にも涼しげでいいかもしれませんね。
タグ:瑠璃菊

夏の庭 2009


我が家の庭は夏を迎えてにぎやかになりました。

P7060377.JPG

P7120386.JPG

☆ヒサコの一句☆

渡る風 花三昧の 夏の花

ユリ科の黄色や橙赤色のカンゾウが葉の間から高い花茎を立てて咲いています。
 
潮霧であたりが霞んで見える朝方、燃えるような色のカンゾウは目立ってあたりを圧倒しています。

昨夏に見た花が再び見られるのは嬉しいのですが、月日の過ぎていくのが早いこと、花の命と同様、人の命も短いものかもしれません。
 
花びらと花びらの間がすけて見えるためこの名がついたというスカシユリもまた花茎を上向きに盃形に咲いています。
 
花色は黄色、オレンジ、ピンク色、カンゾウの花に似ています。
 
まだ花は開きませんがテッポウユリ、オニユリ、カノコユリも連日太陽が照りつける頃、元気な顔をそろえそうです。
 
キキョウの花はスマートに伸びた茎に青紫色や白色の花を次々と咲かせています。
 
花は先端から五裂する鐘形で、いかにも上品な色と姿は私の好きな花のひとつです。
 
おもしろいのは花が咲くまで蕾が閉じて、ふくらんだ袋のようになっていて指で押すと中の空気がはじけて音がしそうです。
 
また蛍袋の白い花がいくつも提灯をぶらさげたように咲いていかにも涼しげです。
 
風に揺れる夏の花ばなはまた今年も美しくたくましく咲きそろいました。
タグ:夏の庭

アガパンサスの花


アガパンサスの花は紺碧の空に白い雲が流れる夏によく似合います。
 
夏の花、アガパンサスはつやのある葉の中から初夏に太い花茎を伸ばし青紫色の花を咲かせる美しい花です。

P6270283.JPG

☆ヒサコの一句☆

今の雨 アガパンサスは 傾きて

原産は南アフリカでユリ科の多年草、花期は6月から8月です。
 
地下部は塊茎で葉がクンシランに似ているため、和名 ムラサキランと呼ばれています。
 
アガパンサスの花茎の先には10〜30個の花がつき、葉は常緑のものや冬に地上部が枯れてしまうものがあります。
 
暑さや寒さにも強く、一年中、日当たりのよい所や風通しのよい所におきます。
 
花色のやさしい青紫や白の涼しげな感じが鉢植より地植えにしてじっくり楽しみたいですね。

ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)


雨上がりに霧が出てブルーな景色が広がっています。
 
ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)は銀青色の球形をした変わった花です。

P6240263.JPG

☆ヒサコの一句☆

深き霧 瑠璃玉薊 深呼吸
 
学名をエキノプス・リトロといいギリシャ語で「ハリネズミに似ている」という意。なるほど、球形の花がトゲだらけのハリネズミのようにチクチクしそうな感じです。
 
ルリタマアザミはアザミのようなトゲのある葉をつけた茎の先に銀白色の花、草丈70〜100センチぐらい、葉の裏に綿毛があり銀白色に見えてこれもまた美しくみえます。
 
ルリタマアザミの花は舌状花のない花が密集して光沢のある青い花に見えるのは管状花の五裂した小花弁とこれを包む小苞片のためです。
 
原産は南ヨーロッパからシベリア西部、キク科の多年草です。
 
銀青色のルリタマアザミ、霧の中でモノトーンの色あいは白黒映画の一シーンのようです。

タイサンボク(泰山木)の大輪の花


葉の茂みにタイサンボク(泰山木)は盃のような形をした大輪の花を見事に咲かせています。

梅雨空が広がり、小雨がボソボソと降り続くなかタイサンボクの大きな花弁に雨つぶが光って見えます。

やっと雨上がり、花の香りがして嬉しくなりました。

P6290314.JPG

P6290309.JPG

☆ヒサコの一句☆

泰山木 花びらゆらり 風さそう
 
この花は高い木に盃のような形で咲くので見上げても見えにくいのですが、花びらはビロードのような滑らかさと
 
分厚い花姿は豪華で華やかに見えます。
 
残念なことにいたみ易く、白色の花びらは黄ばみやすく、早ばやと散ってしまうのでよけいに名残惜しい花なんです。
 
原産地は北アメリカでモクレン科の常緑高木、日本には明治初年に渡来、直径25センチぐらいの大形の花が上を
 
向いて開きます。花弁は広倒卵形で6枚です。
 
大輪の花が香りとともに、鬱陶しい今の季節、ほっとさせてくれます。

ユッカの花


今朝は霧が立ちこめ、あたりがぼんやりとしています。
 
梅雨の季節特有のどんよりした日がもう少し続きそうです。
 
森閑とした墓地の入り口にユッカの花が、すっかり青みをおびたたくさんの桜の葉にまじって咲いています。

P6250275.JPG

☆ヒサコの一句☆

ユッカ花 夏山の雲 眺めたり
 
ユッカの花は先の尖った剣のように直線的な鋭さと白い鐘形の大きな花をつけてそびえ立って見えるのが印象的です。
 
日本で多く植えられているのがアツバキミガヨラン(写真)です。

ユッカ類の中でもアツバキミガヨランは最も美しく、淡く青みを帯びています。

剣状の葉が放射状に密生し、スズランを吊るしたような花が太い花茎の先に多数の花を咲かせています。
 
ユッカは北米南部の原産でユリ科、初夏から初秋にかけて白い花をつけます。
 
寒さや乾燥に強く、地下には太い茎があり、丈夫な植物です。
 
日本では公園や庭園に植えられ上品な雰囲気を漂わせています。
タグ:ユッカ

トケイソウ(時計草)


トケイソウ(時計草)が風変わりな形を見せています。

P6220242.JPG

☆ヒサコの一句☆

時計草 眼鏡探して のぞき込む
 
トケイソウとは名前も変わっていますが、たしかに良く見ると時計の文字盤に見え、むかしの柱時計にも見えます。
 
トケイソウはつるを巻きつけながら伸びるつる性の多年草です。
 
別名、パッシフロラといい、ヨーロッパでは花の形をキリストが十字架にかかった姿に見立てて、英名をパッション
 
フラワーといい、キリストの受難の花ともいわれています。
 
トケイソウの花は精密な構造に組み立てられたように、花は雌しべの柱頭は三つにわかれ、五本の雄しべの葯、
 
花芯にコロナ形に配列された副冠、十枚の花びら、そして、色はガク片が緑白色、花弁は淡紅紫色しています。
 
トケイソウの種類は多いのですが、どの種類も1日花で、次の日は残念ながら萎れてしまいます。
 
トケイソウは耐寒性が強い為、垣根などでよく越冬して、また初夏に毛色の変わった花を見ることができます。
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。