寒椿(カンツバキ)


空からみぞれ雪が降り、春は名のみの冷え込みになりました。
 
満開に咲いている色鮮やかなヤブツバキは無残な姿で地面にたたきつけられ、雪雨にぬれていました。
 
公園のカンツバキ(寒椿)はサザンカに似て寂しげな風情で花ビラを散らしています。

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☆ヒサコの一句☆

寒椿 紅の蕾に 春の雪
 
カンツバキは寒に咲くツバキなのか、それともサザンカの一種なのか、分かりにくいのですが、どうもツバキとサザンカの自然交配による雑種であろうといわれています。
 
ツバキとサザンカの違いは一見してとても難しいですが、サザンカの子房には毛が密生していますが、ツバキの子房は無毛であるといいます。
 
カンツバキは庭木や垣根、道路沿いの植え込みなどによく見られます。
 
紅いカンツバキの花の上に無情な春の雪が降り、ハラリと散り急いでいるのがなんとも寂しい限りです。
 
健気な植物たちは突然の雪にも耐えて、暖かい春を待っているのでしょう。



ナノハナ


春の雨が柔らかく降り注ぎ、時折、白い霧が山肌を曇らし、あたりはまるで春の霞がかかったようにぼんやり見えました植物は雨の恵みをうけて生き生きみえます。
 
土手に咲き始めたばかりの新鮮なナノハナ(菜の花)が顔をだしていました。

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☆ヒサコの一句☆

菜の花や 地蔵の丸顔 のどかなリ
 
清楚でやさしい黄花です。

春の色が黄色であらわされているのは、洋の東西を問わず春に菜の花が咲くからかもしれません。
 
暖かい春の風が吹く3月から4月頃、黄一面に染まるナノハナは、心和ませる春の風物詩ですね。
 
ナノハナはアブラナの花のことです。

アブラナの花というよりナノハナといったほうが親しみがもてて暖かさがあります。

暖地では冬でも花が見られますが、ふつうは春たけなわの頃、若草色の柔らかな葉をつけた太い茎の先に明るい黄色の四弁花をたくさん咲かせ、畑一面に春色を彩ります。
 
ナノハナはアブラナ科の一年草、中国から渡来しました。

アブラナは種子から種油をとるため広く栽培されています。

観賞用としては鉢植え、切り花、庭植えとしても利用されています。
タグ:ナノハナ

ネコヤナギ


人は風の寒さが緩むのを肌で感じて春の訪れを知りますが、それに比べ野に咲く花に教えられる春の訪れは、なんと鮮やかに突然やってきます。
 
フクジュソウ、フキノトウ、ウメ、コブシ、マンサクなど春の息吹きを感じさせ、私は精一杯、深呼吸して春を実感しています。

ネコヤナギ(猫柳)の銀ねずみ色の柔らかい花穂が風にゆられ、緩やかな渓流の流れの見える畑に見られて嬉しくなりました。

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☆ヒサコの一句☆

猫柳 鮎川の流れ 水しぶく
 
ネコヤナギはヤナギ科の落葉低木で高さ2メートル以上にもなります。
 
北海道から九州までの山の渓流などに自生しているのが見られます。
 
ネコヤナギはまだ寒さが身にしみる早春に、葉の出る前、銀ねずみ色した楕円形の花穂を上向きにつけ苞から出た絹毛が密生し、その形が猫の尾に似ているため付けられたといいます。
 
ネコヤナギは雌雄異株で雄しべが目立っています。
 
鮎川の清流は静かな音をたて、もうすっかり春の匂いがしていました。
タグ:ネコヤナギ

シネラリア


北国からの冷たい風が吹き荒れても、ガラス越しに見える早春の明るい日差しはすっかり暖かく庭の紅梅、白梅は日本画から抜け出たように枝ぶりもよく「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花、、、」と口ずさんでしまいます。 
 
シネラリアが日当たりの良い玄関先の鉢の中で色鮮やかに咲いていました。

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☆ヒサコの一句☆

シネラリア 光る春の陽 水ぬるむ
 
シネラリアは春の鉢草花のうちで花色もカラフルで、花の形はご紋章のようで富貴な印象をうけるところから和名をフウキギク(富貴菊)とも呼ばれています。
 
また花屋さんではサイネリアと呼ばれて売られていることが多く、これは病人の見舞いに「死ね」とは縁起が悪いのでサイネリアといわれているそうです。
 
シネラリアは北アフリカのカナリア諸島原産、キク科の多年草です。
 
寒さに弱く、秋に種を蒔いて風雨や霜に当てないようにして温室で栽培されます。
 
家庭ではサンルームや日当たりの良い室内の窓辺でも咲かせることも出来るそうです。
 
花径8センチの大輪から3センチぐらいの小輪までいろいろあり、光沢のある花は葉を覆うように咲き乱れ水切れに注意すれば花は生き生きと咲きます。
タグ:シネラリア

フキノトウ(蕗の薹)


早春に地面から顔を出すフキノトウ(蕗の薹)は春先、木々が新芽を出す前に薄緑色した葉で幾重にも包まれながら丸い形をのぞかせているのが見え嬉しくなりました。
 
フキの葉柄は食べられることで知られていますが、フキノトウの存在はあまり知られていないかもしれません。

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☆ヒサコの一句☆

蕗の薹 枯葉つもりつ 顔かくし
 
フキの若い花茎がフキノトウです。

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早春、花茎を地上にあらわし、その先端に散房状に花をつけます。

雌雄異株で雄株の花は黄白色しており、雌株の花は白色です。
 
フキノトウは食用としてゆでたりするとほろ苦さがおいしいです。

また葉が伸びてきたころ葉柄を取り、アクがあるのでゆでて皮をむき、煮てたべます。またキャラブキは白いご飯にあいますよ。
 
フキはキク科の多年草で山野に野生し、栽培もされています。
 
フキノトウやフクジュソウは春を呼ぶ使者として地面から顔を出すと、故郷を思い、昔懐かしく心温まります。
タグ:フキノトウ

ウメの花とキンカンの実


ウメの花が満開になりました。

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ウメの花が咲きはじめると厳寒の季節なのに、春の訪れがうれしくて明るい気分にしてくれます。
 
ウメの寿命は南の地方で15日〜20日、北の地方へいくと10日ぐらいといいます。
 
短いウメの美しさを堪能しながら散策していると、住宅街の一角に裸木に香りの高いロウバイの花が惜しげもなく今を盛りと咲いているではありませんか。

小春日和の穏やかな日に凄く得したような気分になりましたね。

畑の中に小粒ながら丸く愛らしいキンカンの実(金柑)が鈴なりになっていました。

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☆ヒサコの一句☆

金柑は つるりとにげて こぼれ落ち

キンカンの原産地は中国で日本に渡来したのは鎌倉時代に伝わったといわれています。
 
果実は小さく、表面がつるつるして、果皮は甘味があり、実は酸っぱくて食べにくいため砂糖や蜂蜜で煮込むと美味でビタミンも豊富です。
 
キンカンの果実は小粒で可愛らしく観賞用としても楽しめます。

ギョリュウバイ


厳寒の2月というのに、思わぬ暖かさになりました。

日本列島、ところによっては初夏を思わせる気温になったところもあったという。

お天気の神様もいたずらがすぎるようです。
 
ギョリュウバイの花が鉢植えの中で小さなピンク色の顔を見せていました。

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☆ヒサコの一句☆

布団干す 手の冷たさや ギョリュウバイ

ギョリュウバイとはギョリュウに木の格好や葉が似ており、五弁の花はウメに似ているので付けられたといわれています。

ウメという名であってもウメの種類でもなく、原産はニュージーランド、フトモモ科でフェイジョアやブラシノキの仲間で学名はレプトスルマムといいます。
 
花色は深紅、ピンク、白など、形は一重、八重、高性種などたくさんの園芸品種があります。
 
ギョリュウバイは日当たりの良い暖かい庭などに地植えすると2メートル以上にもなるといいます。
 
私は地植えのギリョウバイをあまり見かけることはありませんが、鉢植えなどは花店で見かけることもあります。
 
小さい花ながら可愛らしく、清楚な姿が気にいっています。
 
我が家のギリョウバイも日当たりの良い場所に移動させながら水やりを欠かさずに育てています。
 
ギョリュウバイは水湿植物なので乾きに弱く、鉢土が乾いたらたっぷり水やりをすることが大切です。

ギンヨウアカシア


春の訪れを告げる春一番がもうやってきているという。
 
早春の野山はまだ冬景色のようにもの寂しく、木々の緑もまだ先のことと思っていましたら、小さな木の芽が芽吹いていました。
 
寒風が吹き荒れても、霜をあびる寒さにも季節がくれば根を動かし、新芽をつけ蕾を見せます。
 
街中の冷たい水の流れる川沿いに、フサフサとした黄色の花が風に揺れている姿が印象的なギンヨウアカシア(銀葉アカシア)の花穂が見事に咲いて、それはまるで黄色の花火を見るような華やかさです。

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☆ヒサコの一句☆

絹の雨 銀葉アカシア 春の彩
 
銀葉と名がついたのは葉が蝋質物でおおわれているため銀灰色に見えるからだという。
 
アカシアは常緑樹で熱帯地方やオーストラリア原産ののマメ科です。
 
ギンヨウアカシアは育てるのが難しい植物といわれています。

耐寒力が弱く、苗木の入手が困難で、黒くて米粒大の種は普通に蒔いても発芽しにくいそうです。
 
ギンヨウアカシアの花に目を奪われていると、細かい雨が心地よく降りかかり、春がきた〜とうれしくなりました。

クリスマスローズ


寒くて長い冬も、立春を迎えてからは木々の若芽がチラホラと目立ちはじめてきたようです。
 
どこの家の庭先にも咲き乱れるニホンスイセンの花の香りとともに春の到来を喜んでいる私です。
 
南側の日当たりのよい花壇には所狭しとパンジーやビオラが咲きほこり、その中に緑白色のクリスマスローズの花が咲き出しました。

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☆ヒサコの一句☆

頬白き クリスマスローズ 凛として
 
クリスマスローズは冬から早春にかけて清楚な白色花や紫色花の花を咲かせるへルボルス・オリエンタリスに付けられた名です。
 
小アジアの原産でキンボウゲ科、庭に植えておくと2月から3月はじめ、まだ霜が降りるような寒さにも5〜11裂した掌状葉の間から分岐した花梗に2〜6花をつけます。
 
花色は緑白色、花弁のように見えるのはガク片で、花弁は小さくて多数その花の中心に集まっています。
 
雄しべは長くたくさん花心に集まっています。
 
白い花ビラのように見えるガク片はしだいに緑色を増してきます。
 
紫色花のクリスマスローズはガク片の内面に濃色の斑点があります。
 
クリスマスローズはうつむきかげんに咲くお洒落な花ですが、近寄りがたい貴婦人の気高さを感じてしまいます。

寒咲きクロッカス


早春の日をあびて可憐なクロッカスの花は顔を見せています。
 
春とはいえ昨夜からの冷気は霜となって庭の地面をバリバリとさせています。

陽が昇るにつれ、とけ出しやわらかくなった土の中から白い寒咲きクロッカス「スノーハンディング」の花が咲きました。

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☆ヒサコの一句☆

月明かり 小さき蕾 クロッカス
 
クロッカスは真っ先に春を告げる花として親しまれています。
 
花言葉は「青春の喜び」、春まだ寒い今頃、見落とされてしまいそうな花ですので目線を下にしてしみじみとながめると可愛らしい花姿はなかなか風情がありますね。

花色は黄、白、紫などあり、地を這うように咲くヨーロッパ原産の球根植物、フロックスはフリージア、サフランと同じアヤメ科の植物で
 
低温で咲く花です。

細長い葉は銀色の縦線がはいっています。
 
庭に2〜3年植えっぱなしで一年たてば一球が数球に分球します。
 
日当たりのよい所で、肥料を十分やり、寒さに当てないと花が咲かないことがあるので開花するまで戸外に置くとよいそうです。
タグ:クロッカス

リナリア


明け方、車中からミラーをのぞけば東の空から一瞬、目がくらむような雄大な太陽が現れ、早起きしてこんな素晴らしい自然の美しさに出合えたことに感銘いたしました。
 
あたりには背高の枝ぶりのよい白梅が春の香りをはこんできたようです。
 
花屋さんを覗くと金魚草がにぎやかな花色で店頭に並んでいました。

それは金魚がほっぺをふくらましたようなユニークな形をした花です。
 
金魚草に似た小さな花を穂状につけたリナリアの可憐な花が鉢の中で咲き乱れ、春の花壇を賑わしています。
 
リナリアは初夏の頃まで白、ピンク、薄紫、黄色と豊富な色あいの持ち主でとても可愛らしい花です。

☆ピンクのリナリア☆
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☆黄色のリナリア☆
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☆紫のリナリア☆
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☆ヒサコの一句☆

リナリアや 石段上る 子らの顔
 
原産は北半球の温帯地方といわれ、ゴマノハグサ科の一年草です。
 
草丈は20センチほどで花壇や寄せ植えなどにすると華やかな彩りが春らしくていいですね。
 
ケーキ屋さんの前にお洒落で優しい感じのリナリアの花を見つけると、おいしいお菓子と店主のお人柄まで感じさせてくれそうな、そんな気がしてしまいます。
タグ:リナリア

福寿草


立春をすぎても春はまだ遠く、ブルーの雲は陽をさえぎり、寒さが身にしみます。
 
フクジュソウ(福寿草)は寒さの中、ご近所の庭の片隅で黄金色の可憐な花が咲いていました。

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☆ヒサコの一句☆

福寿草 春に寒さの 木陰かな
 
フクジュソウは名の通り、新春を寿ぐおめでたい花として寄せ植えなどに人気があります。
 
お正月の床の間などに飾り、鉢植えとして利用した後は畑や庭に埋め戻して新しい根が十分伸びるようにすれば、2、3年後に元気を取り戻して咲きだします。
 
花が咲いたあと、葉が伸びて茂り、初夏のころは短い葉が育ち、暑い夏の頃には地上の部分が枯れてしまいます。
 
花が咲いたあと出来た果実はたくさんの種をつけ、それが熟してこぼれ落ちあたりには実生の苗が育ちます。
 
しかし、フクジュソウの実生は開花するまで6年の年月がかかるので忘れ去られてしまいそうです。
 
フクジュソウの栽培は早春の頃には日だまりで、花が終わって葉が茂る頃には草むらで落葉樹の木陰になるような所に植えこむのが大切だそうです。
 
フクジュソウの原産地はアジア東北部、日本では西日本に少なく、北地に多いキンポウゲ科の多年草です。
 
山野では枯葉の中から可憐な金色の花が顔を出すと足元の地面からそっと小さな春がやってきたような気がします。
タグ:福寿草

コダチアロエの花


今日は早くも節分、霜を浴びて寒さに震えた冬も季節がくれば、木々の枝は芽を吹き、草花は蕾をもたげはじめやがて活気を取り戻し、緑豊かな春がやってきます。
 
コダチアロエ(木立アロエ)の花が暖かい南側の場所にオレンヂ色の美しい花を咲かせています。

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☆ヒサコの一句☆

アロエ花 節分の陽に 影のびて
 
アロエの葉の汁は昔から火傷、胃腸などに効く民間薬として使われ、医者いらずともいわれていました。

コダチアロエは南アフリカ原産のユリ科の多肉植物です。夏に咲く太く長い花茎の先に筒形の小さな花を咲かせる「トリトマ」の花によく似ています。
 
アロエは茎の高さが100〜150センチにもなり、多肉の硬い丈夫な葉、オレンジ色の花は観賞用としても人気があります。
 
アロエの花が咲かない場合は、寒さに強いのですが凍らせないようにし越冬させ、春から夏まで日光や肥料を十分与え、逆に夏は炎天下にも水分を与えず、やがて秋の頃には花房が見えるようになります。
 
冬に花穂が上がってくれば春には花が咲きはじめるそうです。
 
アロエの種類は世界中に多種あり、花や葉の色や形はいろいろあります。

冬咲き、夏咲き、秋咲きなどあり水が切れても生育する丈夫な植物です。

ガザニア


2月はじめの北風は冬の寒さを芯から感じさせる1日になり、まだまだ春は遠くにありと思いましたら、家々の庭に白梅が顔をのぞかせていました。

そこだけは春が来ているようで嬉しくなりました。
 
ガザニアは冬の植え込みにもしっかり根を張って寒風めげず、華やかな色あいで咲いています。

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☆ヒサコの一句☆

睦月も 昼のガザニア 咲きつづけ
 
花色は黄、紅、レンガ色、オレンジ、ベージュ色と鮮やかな色から渋い色あいの花まで多彩です。
 
花弁の基部には白や褐色の飾り模様や縦じま入りもあり、また葉は銀色の絨毛があり派手さが目立つ丈夫な花です。
 
花径は6〜8センチほどの花を次々と咲かせ、花は朝咲き、夜間や曇りの日は閉じてしまいます。
 
ガザ二アは和名をクンショウギクといい南アフリカ原産のキク科、たくさんある原種がいろいろ交配され、現在の美しく大きな花に改良されたものだそうです。
 
長い期間、花壇の隅にあって日当たりのよい所では、いつでも見られるのがいいですね。
タグ:ガザニア
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