黄スイセン


2008年も過ぎようとしています。

アメリカ発信の経済危機が世界を覆い日本も大いに影響を受け大変な状況です。
 
私は今年も家の花壇の手入れや散策にと、折にふれて四季に咲く草花、樹木などいろいろな種類を発見したり、その花色や葉の色や形を多種にわたり見てまいりました。
 
野や山、林、海岸などに可憐な花や果実を見つけた時、しみじみと植物に親しんでこれたことに感謝したいと思います。
 
冬の陽だまりにスイセン(水仙)の花は気品のある姿で咲いていました。

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☆ヒサコの一句☆

水仙や 瑞々しく 香り立つ


上品な香りと美しい花は日本人の心を引きつけています。
 
ギリシャ神話に出てくるナルシスス美少年が池の水面に映る自分の姿に恋い焦がれ、水辺で死んでしまうが、そこに一輪の美しい花がスイセンであったという。

ナルシストとは自己恋慕者のことをいうゆえんです。
 
葉が細い黄スイセンは小輪数輪咲きで芳香の強い小型のスイセンです。
 
花色は濃黄色で香りとともに印象の強い花です。

スイセンはヒガンバナ科の球根植物です。

日本のスイセンの原産は中国から伝えられました。
 
ヨーロッパのスイセンはたくさんの種類があり南ヨーロッパからスペイン、ポルトガル、北アフリカにかけて原産地があります。
 
スイセンはどの家の花壇にも見られ早春の花として親しまれています。
 
新春を迎えますます美しく輝くでしょう。

来年もよいお年でありますように!




ジャノメエリカ


エリカの花が薄ピンク色の花をたくさんつけて咲いています。
 
可愛らしい壷状の花に黒い葯があるジャノメエリカです。

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☆ヒサコの一句☆

年の瀬に 春待ちエリカ 咲き乱れ

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風に揺れるてるその姿は日本的というよりはどこか洋風のかおりがします。西洋式の家、芝生のある庭にとても似合いの花です。

まず葉は杉の木を想わせる形と細かく密生した葉は日本庭園や床の間などに不釣合いな感じです。
 
近年、鉢植えのエリカの需要が多くなってきたのも美の価値観や、また住宅の様式も変わってきたのかももしれません。
 
ジャノメエリカは南アフリカ原産のため寒さに弱いのですが、日だまりに植えれば元気に育ちます。
 
エリカはツツジ科の常緑低木、エリカの仲間にはエリカアビェテイナ、スズランエリカ、ファイアーヒ-スと夏咲き、冬咲き、不定期咲きがあり、花屋さんでも人気が出ているそうです。
 
ジャノメエリカは鉢植え、切り花として人気がありますが、日のあたる庭に植え込まれているのも風情があり年の瀬の忙しい中、爽やかな花が北風に揺れている様は一服の清涼剤のようです。


ユリオプスデージー


ガラスの向こうに枯れススキが夕日に染まり黒々とした樹木が冷たい冬の静寂の中、暮れていきます。
 
庭の梅や桃の冬芽がほころんできました。

古い葉が残っている間は葉にさえぎられ冬芽は目につきにくいのですが落葉のあとはよく目立ちます。

じっと春を待ちわびているのでしょう。
 
ユリオプスデージーが寒々とした玄関先に黄色の美しい花色を見せています。

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☆ヒサコの一句☆

冬の月 ユリオプスデージー 照らす庭

寒さに震え丸まっている私は暖色の黄色の花にホッとしたものを感じました。
 
ユリオプスデージーは深い切り込みのある銀緑色の葉とマーガレットに似た黄色の鮮やかさに、花の少ない冬場には貴重な存在です。
 
晩秋の頃からあちこちの家の庭いっぱいに咲きみだれる馴染みの深い花ですが、豊富な菊に目を奪われ損をしていますがよく見ると明るく華やかな花です。

葉も鮮やかな銀緑色で花との組み合わせもよくマッチしています。
 
ユリオプスデージーは南アフリカ原産のキク科の植物、冬は暖かい室内やベランダで育てるとよいでしょう。

ヒマヤラユキノシタ


昨日来の強風で落葉はカサカサに乾き風に舞っています。

その上を一歩一歩踏みしめると、足の感触が心地よく伝わってきます。

枯葉のモノトーンの地面が広がっています。
 
ヒマヤラユキノシタの可愛らしい花が冬の陽を浴びて顔を出していました。

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☆ヒサコの一句☆

ユキノシタ 秘めごと隠し 春を待つ
 
葉はウチワのように厚く大きくて特異な形をしていますが、花はやさしいピンク色の花です。
 
ヒマヤラユキノシタは草丈10センチから50センチぐらい、太い根茎に厚くて丸い光沢のあるつややかなうちわのような大きな葉をつけ、花弁は五枚のおもにピンク色の花をつけます。
 
年の瀬の寒風の中、大きな葉に守られ、まるでお姫様のように可愛らしく咲いています。
 
原産地はヒマラヤ地方といわれ、戸外で植えたままでも元気に育ちます。葉は寒さにあうと紫紅色を帯てきます。
 
明治の初めの頃、日本に渡来して昔から馴染みが深く、植え込み、鉢植え、また切花としても利用されています。
 
殖やすには主に株分けですが、茎の先端を切ってもすぐに新芽を吹くので育てやすいです。
 
これから早春まで美しい花姿を見られるのも楽しみです。
 

ネリネの花


冬型の気圧配置が強まり、体感温度はかなり低く、強い寒気がやってきたようです。
 
落葉樹の木々はもうすっかり葉を落とし裸になった木立は寒々として見る陰もなく寂しさを感じます。
 
この寒さの中、ピンクのネリネの花が美しく咲いています。

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☆ヒサコの一句☆

ネリネ花 路傍の冬で めぐり逢う
 
日光が燦燦とあたる路傍の塀に寄りかかるように、太い花茎の先にピンクの光沢のある花を咲かせていました。
 
通る人たちはその美しさと、この寒空の下で奇跡的と思えるネリネの花の健気さに見入っている人もいました。
 
今日は雪もチラホラ空から舞い落ち肌を刺す寒さになりました。
 
ネリネの花の原産地は南アフリカ、ヒガンバナ科の植物、花言葉は「はなやか」です。
 
育て方は日のよくあたる場所、冬は霜や寒風のあたらないところに移したり、暖かい部屋に保護すればよいでしょう。
 
夏に葉が黄色になったら鉢のまま乾燥させるとよいそうです。
 
別名、ダイヤモンドリリーといわれます。

ネリネの華やかさは冬の宝石と言ったところでしょうか。

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タグ:ネリネの花

ノコギリソウ


北の方から足早にやってきた冬、太平洋側では晴れの日が続きます。
 
北風が吹くと戸外で深々(しんしん)と冷え込む夜の空を見上げれば輝く冬の星、山茶花がひっそり咲いては地面に散り急いでいます。
 
日当たりの良い草むらにノコギリソウ(鋸草)の白い花が咲いています。

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☆ヒサコの一句☆

鋸草 冬の陽だまり まぶしがり
 
ノコギリソウの長い葉は両刃の鋸のように珍しい葉の形をしています。
 
ノコギリソウはたくさんの種類があるそうですが、わが国では山草としてエゾノコギリが有名ですが、花壇などで育てられているのはヨーロッパ原産の西洋ノコギリと呼ばれるミレフォリウム、英名のヤローの名でハーブとして我が家の庭を飾った花でもあります。
 
花色は白色と紅色があり暑い夏の頃咲きますが今の時期、日当たりの良い植え込みで咲いているのには驚きました。
 
原産地はヨーロッパ、アメリカ、アジアといわれ、キク科の植物です。
 
花色は白、ピンク、紅、ピンクなどの園芸種があり、色の種類も豊富になりました。
 
清楚な白のノコギリソウ、風に揺れると、さやさやと揺れ、優しい感じのするのが魅力です。

ポインセチア


今日はクリスマスイヴ、ポインセチアの紅い色がクリスマスを飾る花としては一番華やかな存在だと思います。

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☆ヒサコの一句☆

炎の紅か ポインセチアの クリスマス

ポインセチアの紅い部分は葉でもなく花でもなく苞という部分です。
 
苞は枝に花芽ができるとそれに付随して発生する器官で秋に発育します。苞は葉とガクの中間的なものでトウダイグサ科の植物に共通したものといわれます。
 
クリスマスにはポインセチアの一鉢を買い求めツリーを飾り、クリスマスケーキをいただく、子供たちがいれば、クリスマスソングとともに一家団欒の集いの中心にポインセチアは、その雰囲気を演出してくれる一鉢です。
 
濃い緑の葉と紅色に染まる苞葉が美しくクリスマスを飾りますが、その魅力は耐寒力が強く、在来種は寒い部屋では葉が黄色になって落ちてしまいクリスマスにはほとんど無くなりますが、今はガラス越しに日光を良く当て暖房のよく効く部屋に置きますと紅色をした美しい苞は4月頃まで落ちずに残っています。
 
ポインセチアの原産地はメキシコ地方、トウダイグサ科です。
 
色づいたポインセチアは燃えるような紅い炎の色を見せ、師走の寒空にも心楽しくしてくれそうです。
 
クリスマスイヴ、寒くなってきました、ホワイトクリスマスになるのでしょうか。

メランポディム


師走の凛とした冷たい空気が張り詰めています。
 
洗濯物を干す手は冷たく青い空を仰ぐと寒さが一層、身にしみます。
 
日のあたる暖かい庭にメランポディムの黄色い小さな花が、いまにも花開きそうな姿で目にしました。

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☆ヒサコの一句☆

初冬の庭 メランポディム ふれてみる
 
霜の降りた朝もありましたのに、じっと寒さに耐え咲いている健気な花です。
 
メランポディムは日なたから日陰まで土質を選ばず、日本の高温多湿の夏でも、また晩秋から冬の寒さにも強い丈夫な花です。
 
草丈20センチ〜40センチぐらいで、花径2センチの黄色い花をたくさんつけ、横に広がりふえます。
 
種がこぼれてあちこちに顔を出しています。
 
メランポディムはキク科の一年草、形が春の野に自生するタンポポのようで可愛らしい花です。
 
家の奥様がこの花は「冬咲き花」とも言うのよ!ともいっていました。成程、イキイキ元気に咲いている花をみて納得しました。
 
これからの寒い季節には鉢植えにして日当たりと風通しのよい戸外に置き、水切れすると花つきが悪くなりますので乾燥に気をつけたいです。

ディモルホセカ


冬桜の巨木がのびのびと空に向かって勇ましくのび、白い花をびっしり咲かせて見事です。
 
日当たりのよい暖かいところでは鉢植えのディモルホセカの花が咲いていました。

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☆ヒサコの一句☆

訪ね人 ディモルホセカ 知らぬふり
 
ディモルホセカはアフリカホウセンカとも呼ばれキク科の一年草、原産地は南アフリカです。
 
以前はディモルホセカと呼ばれていた豊富な花色をもつ多年草はオステオスペルマム属として分類され
 
オレンジ色や黄色の華やかな花を咲かせる一年草がディモルホセカとされています。
 
しかしこの花もいろいろな種類が出回り近年は両方とも区別されずディモルホセカの名前で出回っています。
 
白、紫、ピンクなどの園芸種が鉢植えなどして出回っています。
 
今の季節ディモルホセカが咲くのは珍しいので驚きました。普通、秋蒔き、冬は軒下などにおいて育て春の頃咲く花ですから、今は品種改良され、冬も咲くことが出来るのでしょうか。
 
それとも気温の変化のせいで今頃咲かせる事が出来るのかも知れません。
 
紫色の花が冷たい風にあたりながら健気に咲いているのを見るのも楽しいですね。

モミジバゼラニウム


ゼラニウムはどこの家の植え込みの中に、また鉢植えの一鉢もかならずある花です。
 
植え込みのゼラニウムはもうその家に長く住み着いた古顔といった感じで、飽きもせず毎年咲いています。

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☆ヒサコの一句☆

ゼラミウム モミジ葉寒し 冬至の月
 
ゼラニウムの花は五枚弁で、花色は紅、色、ピンクなど単色ものが多いのですが複色花やぼかしなどもあります。
 
形は八重咲き、星咲き、ローズゼラニウムなど多彩です。
 
花色が豊富で長期間咲き続け、世界中で愛される最もポピュラーな花です。
 
ゼラニウムの葉はもともと緑葉ですが白班入りや五色葉やモミジ葉(写真)などあり、花のない季節でも葉の美しさを味わうことも出来ます。
 
モミジバゼラニウムは葉がモミジ形、ふち取りのある複色花、花は爽やかな赤、花と葉が一対になってゼラニウムの中でもユニークな存在ですね。
 
近頃のゼらニームはたくさんの花茎が立ち球状形にこんもりと花が咲く矮性のミニゼラニウムが鉢植えなどに人気があるそうです。
 
ゼラニウムの花をよく咲かせるにはよく日光に当てること、鉢植えは水やりを控えて乾き気味にすることです。

タバコソウ


小春日和に恵まれて山沿いにある運動公園を歩きました。
 
ドウダンツツジが晩秋の頃、真っ赤に染った葉、おそ咲きのツツジの花が枝にへばりつくように咲いています。
 
公園から眺める山は秋の頃、紫、黄、褐色、その他、色とりどりに色ずき濃淡様々に野山を飾りました。
 
今はすっかり飾った色も消え、静かに春を待つ木々の姿に見えます。
 
冬の暖かい軒下の日差しの中に鉢植えのクフェア・イグネアが可愛らしく咲いていました。
 
メキシコ原産、ミソハギ科の多年草で赤い葉巻のような形をしている為、タバコソウとも呼ばれています。

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☆ヒサコの一句☆

タバコソウ 軒のはずれで こぼれ落ち
 
草丈は30センチぐらいの小柄で、鉢植えにして一年中次々と葉腋に咲く紅色の筒状のガクがとても可愛らしい
 
花です。花弁はありませんがガクの先端が切れ込んで花弁に見えます。
 
クフェア・イグネアの花の咲く時期は夏から秋にかけてよく咲きますが、植え込みにする時は日当たりが大切です。
 
鉢植えにして水やりを控え気味にすると初冬まできれいな花をつけます。
 
冬は日当たりのよい部屋の窓辺、縁側、玄関の中におけば越冬出来るとのことです。

水切れするとしおれやすいので要注意です。
 
クフェアは冬の陽だまりに赤い小さな花をそっと見せ、そこは寒さを忘れさせてくれる優しい空間でもあります。
タグ:タバコソウ

ロベリア


日本は四季にわたっていろいろな花が咲くのは季節の変化が大きく、その日その日の天気が複雑に変化するため、四季ごとに美しい花が咲き、私達を大いに楽しませてくれています。
  
現在は急激な温暖化のせいでしょうか、花の咲く時期や期間が様変わりしています。

また品種改良の発達によって花の咲く時期をコントロールできるのも出てきました。

ロベリアの花が南側の日当たりのよい花壇に大きな鉢植えいっぱいに青紫の花を咲かせています。

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☆ヒサコの一句☆

ロベリアや 青色揺れて 身を焦がす
 
ロベリアは蝶に似た花をつけルリチョウチョウ(瑠璃蝶々)とも呼ばれています。
 
園芸種のロベリアはエリヌス種と呼ばれ矮小性種になっています。

草丈は15センチ〜20センチぐらいです。
 
花壇の鉢植えなどによいロべりアは南アフリカ原産のキキョウ科の多年草、よく日のあたる湿地でよくそだちます。
 
花期は長く6月まで続き暑さを迎え枯れてしまいますが、涼しい日陰に植えておけば夏を越えて秋からまた咲きます。
 
日光を好みますので風通しのよい戸外に置くとよいでしょう。
 
ロベリアの爽やかな青紫の花は春に見てもよし、秋から冬にかけて眺めるもよし、得したような気分ですね。
タグ:ロベリア

キャット・テール


並木道を歩くと寒々とした姿で立ち尽くす桜の木が目につくようになりました。
 
木立が葉をふるい落とし、裸になった桜の木も灰色に様変わりし、並木道も人の足音や車の音だけが聞こえます。
 
好天に恵まれ冬の陽ざしの恩恵をたっぷりうけているお洒落な面白い花があります。
 
キャット・テールと呼ばれ猫の尻尾のような柔らかい花穂がなんともユニークです。

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☆ヒサコの一句☆

キャット・テール 指指す幼子 冬陽差し
 
学名はアカリファ、花色は美しい紅色、手をふれると優しい綿毛のような手ざわり、大きさは5センチぐらい風に揺られてふわふわしながら太陽の陽をいっぱいうけていました。
 
鉢植えの置物として何よりも日当たりのよい事、光が不足すると花つきが悪くなります。
 
日のあたる戸外にだして、土の表面が乾かないように水やりをします。室内は5度以上に保ち、原産地は熱帯地方 出身ですから寒さには要注意です。
 
子供たちが珍しがって触ってはキャキャと笑っていました。

ヒイラギナンテン


早朝に冷え込み、雨戸を開けると庭はうっすらと白い霜が降りて、外気は凛とした空気に包まれています。
 
陽がのぼるにつれて、冬の太陽が森羅万象を照らしてあたりを元気ずけ1日が始まります。
 
我が家の日当たりのよい南側の縁側近くに鉢植えのアネモネが咲いて、一足先に春がやってきたようです。
 
すっかり寂しくなった竹囲いの花壇にヒイラギナンテン(柊南天)の黄色い花が咲きました。

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☆ヒサコの一句☆

霜降りて ヒイラギナンテン 花穂下がる
 
ヒイラギナンテンは幹が直立し、丈は50センチぐらい、小さな葉にはヒイラギのような鋭いトゲがあります。
 
6月から7月にかけ黒紫色の液果をたくさん成熟させ、花は黄色い穂状花で可愛らしい花を咲かせます。
 
ヒイラギナンテンの葉は日当たりのよい所では黄赤み、日陰では濃緑になり、光りによって変化する不思議な木です。
 
日陰にも強いので、日の差しにくい家の中庭や裏庭などでもよく育ちます。
 
ヒイラギナンテンは中国原産、メギ科の常緑広葉低木、花は黄色の花穂状、丈夫で悪条件でもよく育ち冬枯れの庭には貴重です。

元気のよいヒイラギナンテンに元気をもらっている私です。

ピラカンサの紅い実


鬱蒼とした初秋の木々が空をふさぎ、薄暗い小道は陽もさえぎられ肌寒く、私は毛糸のマフラーで首を引っ込め亀のような格好でなだらかな高台を上がっていきました。

途中に美しい真紅な実のピラカンサに出合いました。

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☆ヒサコの一句☆

木漏れ日に 紅実まぶしや ピラカンサ
 
ピラカンサは公園の植え込みや住宅街にもよく見られるようになりましたが、自生しているピラカンサが見上げるような崖に野葡萄の蔓や枯葉がからまりながらも、精一杯紅い実をいっぱいつけています。

近くにはゴルフ練習場がありキーンとした金属音があたりに響き、紅い実が大好きなヒヨドリの鳴き声も聞こえ静寂をさえぎります。
 
ピラカンサはバラ科、たくさんの品種があり紅い実のトキワサンザン、黄色い実のタチバナモドキがあり、ギリシャ語で「紅い果実のなる、トゲのある木」という意味だそうです。
 
燃えるような紅い実のピラカンサには鋭いトゲがありますから、用心してかからなければ痛い目にあいます。
タグ:ピラカンサ

ブルー・デージー


近くの公園に背が高くてどっしりしたクロガネモチの木があります。

枝は黒味がかって真っ赤な実が美しく見えます。
 
楕円形の葉も上品な見栄えのよい常緑樹です。

冷たい北風にあたりながらもクロガネモチは赤い実をしっかりつけています。
 
陽のあたる花壇の鉢植えにブルー・デージーの可愛らしい花々が冬枯れの中では不似合いながら明るく咲いています。

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☆ヒサコの一句☆

いつか見た デージー色の空 流れゆく
 
まわりでは盛りを過ぎた赤や黄色の小菊が衰えを知らずに咲いていますが、淡いブルー色は澄み切った冬の青い空を思い起こす空色のさわやかな花です。
 
ブルー・デジーはは春と秋に咲きます、春は3月から4月、秋は9月頃から10月にかけて蕾がつきます。
 
これは日照時間と温度に関係があるらしいのです。

15度から20度が花を咲かせる温度に適していると言いますから、日あたりのいい場所なら今頃でも咲くんですね。
 
春の日に眺めたブルー・デージーは暖かな陽だまりの感じです。

冬のデジーは冷たくも爽やかな空の色、季節によって見方が違うのもブルー・デージーならですね。
 
水彩画の空色の絵の具をふんだんに使って描いたら、穢れのない優しい絵になりそうな気がするのですが、、、

オモト(万年青)の赤い実


庭のシコンノボタン(紫紺野牡丹)は初秋のころ、ビロード色の美しい花を咲かせ、今は葉だけになりましたが残った葉は赤く染まり夕日に照らされると得も言われぬ色あいになり、非常に趣があります。
 
やがて寒さが厳しくなる頃、落葉して寂しくなりそうです。
 
初秋の庭にオモト(万年青)の赤い実が見られます。

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☆ヒサコの一句☆

格子戸の 真下に色ずく 万年青の実

葉は質が厚く光沢があり、とても目立ちます。
 
5月頃、淡黄色の六弁の花は穂状に集まっています。

実は球形で直径1センチぐらい、それがびっしりと固まって真っ赤に熟し美しい色を見せています。
 
オモトは常緑多年草、日本の暖かい地方の林などで野生していますが、今は葉や実を観賞するため栽培されています。
 
現在はあまり見られませんが、昭和の中期あたりは古い家の玄関先や軒下にはたくさん見られました。
 
殺風景な庭にもオモトの赤い実はひっそりと葉の間に隠れていて、地味ながら赤い色の実は不思議にも忘れられません。
タグ:オモト

庭に白いマーガレットが咲いていました。


はるか山を一望すると春霞のような暖かい空気があたりを包み、春のような1日になりました。
 
木々の葉をすっかり落として蔓だけになってしまったツルウメモドキ、カラスウリ、ツタ、ヤマブドウなど蔓植物は他の木にからまったり、枯木となって朽ち落ち無残な姿を見せています。
 
雨上がりの庭に白いマーガレットが咲いていました。

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☆ヒサコの一句☆

雨上がる マーガレットは 純の白

花色は純白、清楚な美しい花です。寒さも一段と厳しくなってきましたがマーガレットは寒さに弱いので霜の降りるころは、鉢植えにして暖かい所へ保護するといいそうです。
 
白く美しい花は年末のクリスマスや正月の切り花として人気があります。
 
年月がたつと幹が木化するのでモクシュンギクといわれ、葉がシュンギクによく似ています。

マーガレットはアフリカ原産のキク科、花はフランスギクによく似ているので間違いやすいんです。
 
私も長い間、5月頃に咲く丈夫な多年草のフランスギクをマーガレットと混同していました。

紅いボケ(木瓜)の花


秋を飾った木々の紅葉黄葉が散った後は絨毯を敷き詰めたようになって地面をかざります。
 
渓流に散った落葉は底に沈んで紅く染めます。

冷たい水の流れに枯葉、枯木は勢いよく流れる水に押し流されるのも見られいつもながらの光景ですね。
 
紅いボケ(木瓜)の花が生け垣にからまって咲いていました。

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☆ヒサコの一句☆

坂登り 紅色寂し 寒のボケ

冷たい北風にさらされて咲いている優しい花は年末から初春にかけて開花する寒ボケです。
 
傍には炎のようなピラカンサの燃えるような紅い実がまわりを圧倒しています。

小さなボケの花は梅の花に似た可愛らしい花ですが目に留めて眺めてしまいました。
 
静かにそっと顔を見せるボケは梅と同様に日本人好みなのかもしれません。
 
ボケは中国原産のバラ科の落葉低木、枝にトゲがあります。盆栽、鉢植え、庭木、生け垣などで用いられ品種の育成が盛んです。
 
ボケ(木瓜)は果実が瓜(ウリ)に似ているためこの名がついたといわれます。

たわわに実った夏蜜柑


柿色の秋が過ぎ、草や木がすっかり枯れ色に変わり肌を刺す寒さだけが体を突き抜けていきます。
 
寂しくなった枯れ木の間にへばりつくように渋柿が垂れ下がり、そこへ元気のいいヒヨドリが長い嘴でさかんに柿にアタックしていますが早々に飛び立っていく小鳥の姿がおかしいですね。

食い荒らされた渋柿があちらこちらにみられます。
 
時雨がやってきそうな午後、散歩していたら爽やかな色あいのナツミカン(夏蜜柑)がたわわになっていました。

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☆ヒサコの一句☆

夏蜜柑 萩の白壁 影映す(うつす)

5月頃、白い5弁花が咲き、11月には橙色の実がなります。
 
柑橘類の温州みかんや金柑、ゆずは今、家々の庭に栽培されるようになりました。

食用というより観賞用として橙の暖かい色あいがいいですね。
 
私はみかんのなかでも夏蜜柑に思い出があるんです。

初夏の頃、山口県の萩に一人旅したとき、美しい古風な街並みを歩いていると家々に夏蜜柑がありました。
 
当時は酸っぱくて食べる人も少なかったそうですが、萩の武士が長州藩の藩主に献上して好評を得、また食料難に役立つところから山口県内を中心に栽培が盛んになったといいます。
 
長州の若者が動乱の幕末に夏蜜柑のある街を駆け歩いたかと思うと、歴史を見てきたであろう夏蜜柑が羨ましくもあります。
  
萩の美しい街に機会がありましたら夏蜜柑のできる頃いってみたいです。
 
タグ:夏蜜柑
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