アケビの実


山を切り開いて造成地にした所から、よく目をこらしてみると木々の茂みに枯れ木の蔦の中からアケビ(通草)の実が大きな口を開けているユーモラスなアケビが見えます。
 
秋の爽やかな風が気持ちよく、アケビを見るのも久し振りです。

子供のころは遠足や家族でキノコ採りでよく見かけた懐かしい風景です。
 
アケビは手のひらぐらいの小さな葉をつけ、花は淡紫色です。

春には五枚の小葉をつけ、穂状花序が伸びて垂れ下がり、果実は熟すると縦に割れます。
 
アケビの仲間にミツバアケビとゴヨウアケビがあり、ミツバアケビは東北地方に多く、三枚の小葉からなる複葉をつけ、花は濃紫色です。
 
ゴヨウアケビはアケビとミツバアケビの雑種とみられ複葉は五枚、花は濃紫色です。
 
アケビは雌雄異花で、雌花の先端に雄花をつけ、雌しべが三本ありこれが完全に受粉すると一か所に三個結実します。
 
アケビの実は10月頃、さやが割れてなかの果肉が食べられます。

甘い味ですが、種が多いのが難点です。

秋は柿、クリ、胡桃、ブドウの野生もの、栽培もの問わず木の実が豊富です。
 
アケビは(開け実)の名が付いたとのこと。

しみじみ眺めると鬼面のようなアケビに納得です。
 
      アケビの実 大口開けてる 枯れ木山
                          ヒサコ
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タグ:アケビ

白いイタドリの実


今朝はきのうとうって変わって寒くなりました。北海道には雪の便りもありました。
 
晩秋の足音が忍び寄り、セーターを一枚多くはおって寒さを実感しました。
 
今年は季節の変り目に大きな台風もなく、果物は大豊作、おかげでおいしい秋の果物をたくさんいただきました。
 
秋の山野にイタドリの実がたくさんなっていました。

白く小さな実が集まって中央は薄い緑色、まるで枯れ木に雪が積もり、日差しを浴びて今にも解けそうなそんな風情です。 
 
イタドリは日当たりのよい荒地や斜面に生える雌雄異株の多年草です。
 
花期は6月から7月に咲き、花穂は茎の先に大きな円錐状につき、ガクは五裂し黄白色で長さ2〜3ミリ、花弁はなく実は花のあと残るガクより数倍多く楕円形になります。

のちに紅色に染まって大変美しくなるそうです。
 
茎は中空になっていて長さ30〜100センチぐらい、地下茎は木のように硬く、葉は広卵形で10〜15センチ、あまり枝分かれせず、下向きに毛がはえています。
 
黄昏の秋色の山野には、白いイタドリの実が目立っていましたね。
 
     イタドリの お辞儀姿は 雪模様 
                       ヒサコ
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ニシキギの紅葉


株価が何十年ぶりの最安値、7000円割れとアメリカ発信の経済破綻が世界を揺るがしています。
 
国民生活もどうなるかのか、不景気はどこまでつづくのか、家計や年金はと心配なことばかりです。
 
こんな時こそ冷静に、いつか時の流れは紆余曲折があっても、人間の英知で乗り越えてきたのですから信じてこれからもいきたいですね。
 
今日はこんな喧騒をよそに秋晴れの穏やかな日になりました。
 
ニシキギ(錦木)が紅葉して美しくみえます。
 
紅葉といえばニシキギといわれ、山でみたカエデ、サクラ、ドウダン紅葉とはまた違った美しさがあります。
 
ニシキギをよく見るとコルク質の翼が2〜5列もついてひどくゴツゴツした感じが何とも変わっていて面白いです。

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コルク質が発達しているのがニシキギで、大変似ていますがコルク質の翼がないものをコマユミといい、紅葉や果実の美しさはニシキギに劣らず見栄えがします。
 
ニシキギの果実は楕円形で、紅葉するころに二つに割れ、中から黄赤色のつやのある種子を現し、紅葉の美しさに色を添えます。

雌雄全花と雄木があるので、雄木だったら実がならず紅葉しか楽しめません。
 
これからが紅葉の季節、以前、信州を旅行したときの紅葉の美しさは忘れられません。日本の四季の素晴らしさに感動をおぼえましたね。
  
    ニシキギや 遠くより見て 懐かしむ
                         ヒサコ
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タグ:ニシキギ

ヒヨドリジョウゴ


秋空に白い雲の動きが早くなったり、緩慢になったりで天気予報が難しそう
 
自然が残ってる公園の草むらの中から 珍しいヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の美しい赤い実を見つけたんです。
 
今まで気ずかなかった自然の植物にいろいろ発見することができます。赤、紫、黒、白、緑色など多彩な果実に目をやると
 
紅葉とともに美しい秋の色がみえますね。
 
ヒヨドリジョウゴはナス科の多年草、夏から秋にかけて葉と向き合って花序をだし、ふたまた状に枝わかれして白い小さな花をつけます。
 
花冠は長さ5ミリほどで深く五裂しています。花冠は初めのうち平たく開いて、のちに花柄の方へ反り返ります。
 
赤い実は液質でやわらかく、球形の小さな実が垂れ下がります。秋が深まるにつれて真赤に熟します。
 
ヒヨドリジョウゴは花より果実のほうが美しく、寒い冬の季節に野辺を散策する楽しみがふえそうです。
 
枯れ木や蔦のからまった殺風景な冬の木立の中でヒヨドリジョウゴの熟した赤い果実に出合ったら、あたたかい気持ちになりますね。
 
     陽だまりに 鵯上戸 風揺れて
                 ヒサコ  
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サザンカ(山茶花)の花がひっそり咲いていました。


秋も深まり、冬を思わせる肌寒い日に白のサザンカ(山茶花)の花がひっそり咲いていました。

あくる日サザンカを見るとひとひらの花びらが散っています。
 
日の当たる垣根になにげなく咲いていつの間にか散り急いでいます。

「花の命は短くて」の心境ですね。
 
すぐさま、次々と蕾が花開き、晩秋の景色が少し華やいでいます。
 
似ている花にツバキがありますが、ツバキは艶やかな春の花、サザンカは晩秋をしっとり彩る可憐な花です。
 
しかし見た目はよく似ているので困ります。
 
サザンカは晩秋に咲きますが、ツバキも秋咲きのものもあります。

葉の大きさもサザンカは小型ですが、ツバキも小型のものがあり見分けるのは困難です。
 
しかしサザンカとツバキの違いは、花ビラが筒状ではなく一枚一枚離れています、子房に毛があり、花にかすかな香りがあります。
 
サザンカの花色は白、紅、ピンク、絞りなど色とりどりです。
 
秋から春にかけて花の少ない庭や生け垣を彩る花木として貴重な存在です。
 
サザンカは日本特産の常緑小高木で原種は四国、九州などに分布します。

原種となった野生種は白や淡紅色で一重咲きでしたが、今では多くの色や形が作られ 
 
たくさんの品種が作られました。
 
サザンカは漢名「梅茶」ともいいます。日本的なやさしい花のイメージですね。
 
     寂しげに かすかに香る 山茶花は
                       ヒサコ
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タグ:サザンカ

ヨウシュヤマゴボウの実


柿の実がたわわに実り、秋も深まってきました。
 
美しい柿色があちこちに見られ、姿、形が、柿の木と相性もよく、構図がいいんです。

あたりの色ずいた草木や熟した紅い実が、過ぎ行く秋の風情をかもしだしています。

原っぱの草むらにヨウシュヤマゴボウの赤紫色の実をたくさんつけている草木をみつけました。
 
遊びにきた子供たちが実をとっては潰した実が捨てられ、あたりは紫色の汁でいっぱいになっています。

ヤマゴボウは根が大きく、和名はこの根の形からつけられたそうです。
 
ヤマゴボウの種類の中でも、写真下のヨウシュヤマゴボウは北アメリカ原産の帰化植物で多年草、明治の初め渡来し栽培されました。
 
今は空き地の草むらなどに野生化している状態です。

茎は太く、枝をよく分け、高さ1メートル50センチにもなり実は赤紫色に染まります。

葉は長楕円形で大きく、花序は赤味を帯びた白色の花が多数つき果実時には垂れさがります。

花は花弁がなく五個のガク片があります。
 
ヨウシュヤマゴボウはどういう目的で栽培されたのでしょうか、雑草化してしまったヤマゴボウは身の置き所がないでしょうに、そんな気がしてしまいました。
 
   ヤマゴボウ 暮れ行く秋の 野辺に実が
                         ヒサコ
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トリカブトが青紫色の美しい姿を魅せています


昨夜来の雨の激しさに目を醒ましてなかなか寝つかれませんでした。

今日も1日大雨になり、秋晴れも休息というところでしょうか。
 
我が家に長く居ついたトリカブト(鳥兜)が青紫色の美しい姿で顔をだしました。
 
蕾の間が長くて、今年の秋は暖かいので花の咲くのが遅れるのではないかと心配しましたが、いつもながらの花が咲いて花壇は少し賑やかになりました。
 
トリカブトは茎が直立して、ほとんど枝分けせず30〜100センチにもなり葉は厚く互生し、深く掌状に裂けます。
 
秋になると花序は密な散房状となり、大形の青紫色をした美しい花は魅力があります。
 
花の形が伶人(雅樂の奏者)のかぶる冠(帽子)に似ているためこの名がついています。
 
トリカブトはたくさんの種類があり林や山地の草原に生えていますがいずれも毒草です。
 
我が家のトリカブトは形からいってハコネトリカブトです。

数年前から観賞用としてはじめは鉢植えとして育て日当たりのよい所に移動しながら秋には花を咲かせていました。

今は地植えにして元気に育っています。
 
花が筒状になっていてその中に蜂や蟻などの小虫が出たり入ったりまさに今、活動中です。
 
     鳥兜 雨の鳥(え)帽子 秋侘びし
                      ヒサコ
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タグ:トリカブト

クサギの果実


駐車場のある空き地のまわりは、つたや枯れ木、野草がはえ、その中にクサギ(臭木)(常山木)の実がなっている木を見つけました。
 
クサギは、初秋の頃、花は枝先にたくさん集まって咲きました。

花をよく見ると赤味のあるガクは五裂し、花の下部は細い筒状、上部は平たく五裂しいくらか紅色をおび、一本の雌しべと四本の雄しべが花の外に長く突き出しています。
 
花の形は変わっていますが、鬱蒼とした草むらの中、とび出すように咲いてる姿は残暑の中、爽やかな感じでした。

しかし、クサギの葉は独特の強烈な匂いがあり、クサギの名がここからついたと言われています。
 
秋がふかまった今ごろ、花がやがて果実になり熟して散らばりあちこち広がっていきます。
 
果実は直径6〜7ミリの丸い形、光沢がある藍色になります。

その下にお皿でも敷いたように赤紫色に色ずいたガクが落ち葉のあとまで残り、それが星形となって五つに開きます。
 
まさに花より果実のほうがきれいで風情があります。
 
クサギは日本原産のクマズラ科、落葉低木、木は大きくなっても3〜5メートル、葉は対生で広卵形、大きさは長さ8〜15センチ、幅は5〜10センチぐらいの大きな葉です。

     赤トンボ 常山木の 実に休み
                      ヒサコ
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ツワブキが秋の庭につつましく咲いています。


ツワブキ(石蕗)がつつましく秋の庭にひっそり咲いています。
 
静かな秋に黄色のツワブキの花を見ると和らいだ気持ちになりますね。
 
昔から庭の片隅の木々の中、人目につかずひっそりと咲いているので、毎年、木の剪定のとき気がついたほどです。

大きな葉はフキに似ているがフキの仲間ではなく、常緑で肉厚、いつもつやつやしているのでツワブキという名がついています。
 
花や葉が美しいツワブキは庭や路地などに60〜80センチぐらいの花茎に枝を分けて黄色の花のツワブキは植えられいます。

ツワブキは夏の直射日光を浴びると葉が傷むので半日陰や木陰に植えておくと葉も大きく茎もよく伸びる丈夫な植物です。

ツワブキは海岸や海辺の山などに自生する多年草です。

本州(福島以西)、四国、九州、沖縄などに分布してます。
 
古くから若い葉柄を佃煮にします、これがキャラブキといわれ、御茶ずけにして食すると大変おいしいです。
 
    石蕗や 花ビラ散って 秋がゆく
                     ヒサコ
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タグ:ツワブキ

ガマズミが美しい実をつけていました。


ガマズミが美しい実をつけていました。
 
秋は木の実が美しい季節です。
 
山地などに野生しているガマズミが秋深い山路に美しい実をつけていました。
 
ガマズミは秋に紅いルビーのような実をつけて、黄緑色に染まった木々の中に輝いて見えました。
 
ガマズミの仲間にはムシカリ、ハクサンボク、サンゴジュ、ミヤマシグレなどの同属の樹木があります。
 
5月頃、白い花をたくさん集めて一輪の花のように咲きます。
 
ガマズミ属の植物は秋には美しい紅い実がなります。葉はいずれも網状脈がきれいで手ざわりはしわでぼこぼこ
 
した感じです。ガマズミはスイカズラ科の低木、日本全国のどこの山地にも自生する落葉樹です。
 
暖かい午後のひと時、桜の葉がすっかり色ずき、ときおり吹く風に散り急ぐ落ち葉が細い山道に積もって足もとがすべりそうです。
 
遠くの奥深い山に目をやれば鳥の鳴き声が聞こえ、きっと紅く色ずいた果実や野ぶどうの木の実などをついばんで
 
いるのだろうか。夕暮れになると薄ぼんやりと月の姿が見えました。
 
山が夕闇に迫る頃、静かな秋が暮れていきます。
 
     ガマズミは 山の木陰で ルビー模様
                           ヒサコ
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タグ:ガマズミ

ステルンベルギアが庭の片隅にひっそりと咲いています。


ステルンベルギアが庭の片隅にひっそりと咲いています。
 
庭の片隅にひっそりと濃黄色の花が咲いています。
 
白色のタマスダレに似ているのでキバナタマスダレ(黄花タマスダレ)と呼ばれているステルンべルギアです。

秋色に染まってすっかり寂しくなった家の片隅に、黄色の小さな花がおひな様のように可愛らしく咲いています。
 
秋の球根植物といえば葉がなく花だけツンと咲くヒガンバナ、コルキカムがありますがステルンべルギアは球根植物のなかでも花と緑の葉をつけて咲くので貫禄があります。
 
花が咲き終わった後、冬の間も枯れず葉は残っています。球根は庭にそのままおいて置くと分球して広がり可憐な花を咲かせてくれます。
 
夏から初秋にかけて咲く白のタマスダレ(ゼフィランサス)とはとてもよく似ていますが、ステルンベルギアはゼフィランサス属ではないので同じ仲間ではありません。
 
放っておいても庭の片隅でいつの間にか顔をだしいるステルンべルギアは暑さ、寒さに強く、丈夫でヒガンバナ科の多年草、茎丈30〜40センチの小柄な濃黄の花は、秋日和の今日爽やかに咲いています。
 
     秋日和 ステルベルギア 猫がゆく
                          ヒサコ

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葉鶏頭


今年の紅葉は全国的に遅れているという。

温暖化のため気温が高くなってきたのでしょうか。
 
紅葉するためには日光があたり、昼夜の温度差が激しいことが条件です。

夜の気温が低いと根の活動が鈍り葉柄の基部に離層ができ、葉の組織内で糖に変化しアシトキアン色素と結合し寒さが増すにつれて色は濃くなっていくという。
 
ハゲイトウ(葉鶏頭)が秋の陽の光りに照らされ透きとうってキラキラした姿がとてもきれいでした。
 
ハゲイトウは葉の脇などに緑色や紅色の小さな花が固まって咲きますが、葉の色彩に眩惑されてあまりみることが出来ません。
 
ハゲイトウはケイトウ(鶏頭)ではなくインド原産のヒユ科の一年草です。

観賞用として庭先きや畑などに栽培されています。

長い柄の先に長めの葉を密に互生し、緑、深紅、黄、オレンジ、紫色の色に染まり美しくなります。

ハゲイトウは日照時間が短くなって美しく色ずく花です。

ですから晩秋の頃まで見られます。
 
漢名は雁来紅と呼ばれ、ガンが渡るころ葉が美しくなるという何とも優雅な名前がついています。

葉鶏頭 かすかな虫の音 遠くあり

ヒサコ
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タグ:葉鶏頭

ハナミズキの紅い実


春うららの日、ハナミズキ(花水木)の花が美しい白い花を咲かせていたのを思い出しました。

白いハナミズキは爽やかな緑の中、木に降り積もった雪のような風景があちらこちらで見られました。

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晩秋近くになって、ハナミズキの赤味を帯びて枯れ急いだような葉がヒラヒラと舞い落ちています。
 
ハナミズキは秋に実をつり下げて紅く色ずき、果実の形のおもしろさと紅葉の美しさは驚きです。
 
春の花の清楚な美しさと、晩秋の果実が鈴なりになった姿もなかなか風情がありますね。
 
ハナミズキは近年人気があり、庭、並木道、公園など多く植えられています。
 
白色のほか、美しく清楚な紅色の花も園芸種として普及したためです。
 
ハナミズキは花だけでなく、秋の紅葉と果実も素晴らしく一年中、楽しませてくれます。
 
ハナミズキはアメリカ各地で見られる花木で、日本に渡来したのは1915年(大正4年)です。

これは日本が合衆国に贈ったワシントン・ポトマック河畔の桜の返礼として届いた樹としても有名です。
 
     ハナミズキ 夕日の紅い実 秋に落つ
                           ヒサコ
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タグ:ハナミズキ

珊瑚花


今月は神無月、日本全国の神々がこの月に出雲の大社に集まるために、それぞれの地を留守にするため神無月という。
 
あるいは「な」を「の」の意で神の月ともいうそうです。
 
昔から10月は神様にかかわる事があったのでしょう。

秋の収穫を感謝し、植物の美しく咲いて散っていく様は、神のおかげでしょうか。
 
サンゴバナ(珊瑚花)が暖かい南向きの玄関の前に鉢植えとなって咲いていました。
 
花色はピンク、花がたくさん集まって華やかに咲いています。夏には10〜15cmぐらいの花を咲かせます。
 
熱帯植物ですが結構、耐寒性もあり、冬でも暖かく日の差す縁側、廊下、窓に置いてもよく育ちます。
 
しかし古い花はバラバラと抜け落ち注意しないと崩れてしまいます。
 
鉢植えにしたとき、あまり鉢を動かさなければ崩れることはありませんが、持ち運んだりすると散ってしまうことがあります。

デリケートな花なんです。
 
サンゴバナはキツネノマゴ科の植物、学名はジャコビニアです。
 
温室植物として育ったせいか、独特の豪華さを感じさせます。

葉も大きく光沢があり華やかさを際立たせています。
 
    珊瑚花 陽だまりの中 秋がゆく
                      ヒサコ
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タグ:珊瑚花

ブラシノキ


秋の路傍には頭穂を垂れた枯れススキや黄色に光ったアワダチソウ、イヌタデ(アカマンマ)、枯れ気味のマツヨイグサ、可愛らしい野菊などの野草が目につきます。
 
生け垣に毛色の変わった花が咲いています。ブラシノキです。まるでビンの中を掃除するブラシのように見えます。
 
英名ボトルブラッシ、日本名はそのままブラシノキというそうです。
 
あまり珍しい形なのでよく見ると花色は鮮やかな紅色、多数の花が群がっています。

一つ一つの花ビラやガクが小さく紅くなった長い雄しべがたくさん集まってブラシのような形に見えるのです。
 
鬱蒼と青々とした生け垣にブラシノキを見ていると炎のような紅色の花がよく目立ちます。

花が終わった後に果実が枝をとりまいて群がり、小枝にこびりつきます。
 
硬い皮に覆われた果実の中を開けると細かい種が入っています。

それを蒔けば発芽して実生4〜5年で花が咲くそうです。

ブラシノキはオーストラリア原産のフトモモ科、常緑低木です。葉は互生で広披針形の濃い緑です。
 
ブラシノキは印象にのこる変わった花ですね。
 
     ブラシノキ 茜の空に 燃えて咲き
                        ヒサコ
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タグ:ブラシノキ

ハマギク


鵜の島にある松林から太平洋を望む断崖絶壁のそばに清楚で美しい花が咲いています。
 
分布は茨城県の太平洋岸を南限とするハマギク(浜菊)の花です。
 
太平洋の潮風に吹かれても元気に咲き続けている花です。

鵜の島にある国民宿舎の傍の入り口にハマギクは観光客を迎えています。

車窓から見る純白の美しい花に見入ってしまいました。
 
ハマギクは海岸の崖や砂丘などに自生し、花が大きく美しいので江戸時代から栽培されてもいます。
 
茎は太くて毛が無く、葉は互生し、表面は光沢があります。

よく育った大株は1mぐらいになり地際から多数の芽を吹いて伸び、秋には数個の花をつけ花の大きさは6cm〜9cm、花色は純白、花芯は緑黄色、清楚な花です。
 
鉢植えとしても出回り、花壇に植えてもたのしめます。
 
   浜菊や 松の林は 磯の香リ
                   ヒサコ
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タグ:ハマギク

キイジョウロウホトトギスが花壇の鉢植えに咲いています。


暖かな秋日和に恵まれ気持ちのよい日になりました。
 
花壇には梅雨時に艶やかに咲いたアジサイが中秋の今、ドライフラワーのような枯れた味を出しています。
 
山椒の実が赤くなり、スイフヨウ(酔芙蓉)の色っぽい花が年老いて少し疲れ気味です。
 
地植えや鉢植えの球根を掘り起こしたりして冬の準備をしているのもあります。
 
花壇の鉢植えにキイジョウロウホトトギス(紀伊上臈杜鵑草)の黄色い花が垂れ下がりながら咲いています。
 
数年前、近所の人に頂いたキイジョウロウで、とても珍しい花との事、大事に育てて、今年たくさんの花を咲かせています。
 
なかなか花が咲かず心配しましたが、やっと目にする事ができました。
 
キイジョウロウは9月から10月にかけて開花する多年草、日本の紀伊地方の山野に群生していたのでしょうか。
 
茎は垂れ下がり、長さ40〜50cmとなり葉は披針状で長楕円形、色目は濃緑色でやや光沢があり、花は1〜3個
 
葉の先端につき、鮮黄色の美しい花が咲きます。
 
花弁は全開せず、外片の内側は紫褐色の斑点があります。
 
     十三夜 紀伊上臈の 花珍らし
                      ヒサコ
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鵜の島公園のスイレン


鵜の生息地、鵜の島公園の池に美しいスイレン(睡蓮)が水面に顔をだしました。
 
大型の鯉が時折とびはね、少し赤く染まった木の葉が水面にハラハラと散っていまいました。
 
水に花が浮かんで咲くスイレンは温帯産で水面から長い花梗を抜き出て咲くのが熱帯スイレンです。
 
いくつかの原種が交配されつくりだされたそうです。

熱帯スイレンはスイレン科の多年草、アフリカ、北米メキシコ、インドなど熱帯地方の原種がおおもとになっているため、寒さに弱い植物です。
 
初夏の頃から晩秋まで水温が保たれれば美しい花も咲きますが、寒さで水温が下がると枯れてしまいます。
 
そのため冬は球根を掘り出し温泉などで保護するそうです。

スイレンの花色はピンク、黄、白、紅、青、など色とりどりで、その華やかさは、水に浮かぶ花の精のようです。
 
広い池のまわりをスイレンを見ながらのんびり小道を散策すると、鳥のさえずり、虫の声、木の葉のざわめきが聞こえ秋を満喫しました。
 
近くに白浜の美しい海岸も望まれ、潮風の香りもします。
 
スイレンは夕刻になると花を閉じてしまい、池の周りは静寂につつまれます。    
 
    スイレンや さざ波の音 鳥騒ぐ
                     ヒサコ
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タグ:スイレン

リンドウが澄み切った秋の空の下でひっそり咲いています。


秋の日差しが家の畳の中まで差し込んで、ガラス戸を開け放し布団を干していると、庭のキンモクセイの甘い香りがしてきました。
 
窓から望む土手の大木、キョウチクトウの花が茶色に変色し、こんもりとした葉の、夏の暑っ苦しいような深い青色も影をひそめています。
 
青色のリンドウが澄み切った秋の空の下でひっそり咲いています。
 
草丈の低いわい性のリンドウです。
 
花屋の店先に鉢植えになってたくさん出回っていたのを、涼やかな青色が気に入って買い求めました。
 
さし芽で芯を摘まれたリンドウは腋枝を出し低く咲くので、わい性のリンドウになります。
 
このリンドウは毎年平地で咲かせられる丈夫な花ですから、さし芽をしなくても花摘みをして低く咲かせる事も出来るそうです。
 
朝、ひんやりとした空気の中で小さなリンドウを見ていると、わびしさも感じさせてしまいます。
 
また、今頃、北国で育つ、長さ80センチにもなる大型のオヤマリンドウ、エドリンドウらがあります。
 
高冷地で育つ、これらのリンドウは切花として生け花によく利用され爽やかな秋を演出します。

     リンドウの 小さき花に 赤トンボ
                        ヒサコ    
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タグ:リンドウ

オキザリスが鉢植えの中で元気に咲いています。


昨夜来の雨が降り続き、雨で見えにくくなったガラス窓越しに、どんよりと垂れ込めた雲や、ススキの穂が頭をたれ、黄ばんだ木の葉がハラハラ落ちていく様がみえます。
 
オキザリス(球根カタバミ)が可愛い花色をつけて鉢植えの中で元気に咲いています。
 
たくさんあるオキザリスの種類の中で、私が見たのはハナカタバミです。

球根カタバミの中で最も大きく、花茎の高さは20センチぐらい、花も大きく濃いピンク色、葉も三枚葉で大きく鉢植えの中で生き生きと咲いています。
 
春から夏にかけて路傍の草むらや、庭の片隅に、うっそうと咲く小さな花の丈夫なカタバミとは違って、華やかに咲いているのには驚きました。 

ハナカタバミは南アフリカ原産の中では最も早く咲きはじめ、秋の彼岸の頃は咲きはじめます。
 
オキザリスの種類は路傍や草むらの雑草などを含め世界で300種類もある多年草です。

そのうち地下に球根が出来るのを球根カタバミと呼ばれているそうです。
 
近頃では鉢植えとしても出回るようになり、華やかな色と大きな花が庭や花壇に姿を見せるようになりました。
 
オキザリスの葉は三枚の複葉ですが、種類によっては四枚、五枚のものがあり、夜と曇りの日にはハナが外向きに閉じてしまいます。
 
      オキザリス 子供の声に 秋の日が
                         ヒサコ
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タグ:オキザリス
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